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第405回    松下由樹  
2004.03.14付紙面より

松下由樹
写真=インタビューを通じて感じたことは、「いい年のとり方してるな〜」ということ。その表情を引き出せたらと思いながらシャッターを切りました
(撮影・たえ見朱実)

「年を重ねることが面白い」その分、笑顔が増える

 笑顔の絶えない人だ。90年代、トレンディードラマで華麗に舞った女優は今、あえてその翼を捨て新たな可能性を求めている。松下由樹、35歳。気さくな母親役も、酒乱女のコメディーも軽快にやってのける。そこまでやるの? と思ってしまうのだが、それは受け手の勝手なイメージなのか。あなたの素顔を見せてください。


心豊かなら若い

 衝撃的な変わり身だった。10年前、多くの若者を家路に急がせたフジテレビ「29歳のクリスマス」。90年代、立て続けにヒットしたトレンディードラマの主役には間違いなく松下がいた。どこでどう変わったのか。バラエティー番組「水10! ココリコミラクルタイプ」(フジテレビ)のコントでは酒乱、被害妄想癖の女を演じる。ピザの宅配に現れた若い男性をバスローブ姿で家の中へ誘惑する。ひと昔、けなげな女性像にほれ込んだ世代の人は、本当にこれでいいの? と思ってしまう。

 松下 賛否両論の意見が出てくるだろうなぁって思ってました。最初はみんな驚いたのは事実だと思うんですね。でもやったことのないコント、トークにトライしたかったんです。

 美ぼうが揺らいだわけでもない。黒の短いスカート。長い足をさらし、均整のとれたスタイルは健在だ。つぶらな瞳からまぶしいほどの視線を放たれると、やっぱりやりすぎです、と言いたくなる。

 松下 1つ1つの女性像をどう演じるのか、すごく勉強になっているんです。役者としていろんな演技をする中で、より芝居が楽しくなっている自分がいる。コントの場合、セリフはドラマ以上に多く、これをやれば怖いものはなという自信も出てきた。

 身ぶり手ぶり。息長く、幅広く活動できる女優でいたい、との女優魂が伝わってくる。20代のころは、嫌われ役もこなした。主演デビューの「オイシーのが好き!」はズバズバとものを言う個性的な女性役。「想い出にかわるまで」では、姉の夫を奪う役だった。彼女自身も「私はこういうイメージで世間に見られてるの?」と悩んだこともあった。それでも前向きになれたのは、女優として目指すものがあったから。最近では、携帯電話のCMで「おばさんキャラ」にも体当たりする。年齢も、恐れず上手に付き合っている。

 松下 ちゃんと年相応に歩んでいきたいなって思ってます。自分の年齢をうんぬんするより、今の自分にできること、これから先の自分を想像することは大事。むしろ、幅広い役柄をできる年齢になったんだなという気がしますね。

 −−年を取ることは嫌じゃない

 松下 嫌な気持ちがないわけではないですよ。でも、その年齢とどう付き合っていくかも大事だと思うんです。私が今、29歳になりたいって言っても無理な話でしょ。絶対無理なことを求めるより、今の問題とか、この先の未来を見据えていた方がいい。その方が豊かに過ごせるし、逆に若く見られるんじゃないですか。今、この年になって年を重ねることが素直に面白い。年々そう感じますね。


前に出る姿学ぶ

 出演中のTBSドラマ「ドールハウス」は、18日が最終回。松下は犯罪撲滅に立ち向かう秘密組織のリーダー。ダンスあり、ガンアクションありのハードな役柄だが、年齢を感じさせない軽快な動きを披露している。デビュー直後の16歳。単身渡米して本場のダンスを学んだ松下にとっては、原点に立ち返った作品でもある。

 松下 高校の長期休暇だけ行ってたので留学というほどでもないんです。当時から身長はありましたから、事務所の人から習い事の1つとしてやってみたらって、勧められたんです。

 ロサンゼルスのダンスクラス。日本人は松下だけ。英語もままならず、ダンスはずぶの素人。戸惑いも多かった。そんな環境の中だから得るものも大きかった。

 松下 高校生で基礎からダンスを始めるのは遅すぎるぐらい。すごいバカにされましたよ。それも12、13歳の女の子に。向こうの子は大人びているし「あなたより私の方が上手よ」っていう目で見られました。

 ダンス技術にとどまらず現在の女優の地位を築く原点がそこにあった。

 松下 彼女たちはとにかく前に出るんですよ。「私が、私が」って。踊りは、自分をどう見せ、どう表現するのかが問われる。最初は恥ずかしがってる自分もいたが、そういう子たちの姿勢を盗みましたね。悔しかったけど。まったく違う世界を見た気がしました。やればやるほど楽しくなったし、アメリカに行って良かったなって思います。

 ジャズダンスをメーンにタップ、クラシックバレエを習得した。30代中盤に差し掛かった今、安達祐実や小池栄子といった一回り年下の若手女優にも劣らない動きができる。若き日に注入された技術、メンタル面でのエキスは血となり肉となり、現在の松下を支えている。

 デビューは映画「アイコ十六歳」。中学3年、名古屋から上京した15歳の少女は、12万7000人の中から選ばれた1人だったが、主役を務めたのは富田靖子だった。

 松下 もちろん、デビューしたことは恵まれていると思いました。けど、配役は主人公の友達。物足りなさがあったんです。デビューはしたがその先に何があるのか、自分はどこに行くのか不安もあった。ダンスレッスンをする中でいずれ来るチャンスをつかみたいって思っていました。

 チャンスは自分の手でつかんだ。これからどう生きるべきか。先を見据える姿勢には15歳の松下も、35歳の松下も違いはない。


結婚・・・無理せず

 27歳のとき、結婚も考えた相手と8年の交際の末、別れた。以来、松下に恋愛や結婚といった話題は出てこない。女1人の寂しさを感じることはないのだろうか。

 松下 あまり周りから「寂しくない」って言われると「えっ、そうなの」って気付かされる。でも、実際1人の方が楽なんですよ。自分のペースもあるし、すぐに遊びにも行ける。寂しい、寂しい…うーん。本当はそう思わなきゃいけないのかなぁ。フフフ…。

 強がっているようにも見えない。「自分は鈍感なのかな?」と、苦笑いを浮かべる。

 松下 友達やいい仲間、いい恋人はいてくれないと困ります。そういう人たちが1人もいなかったら寂しいかもしれませんね。

 −−結婚願望は

 松下 無理せず、したいときにするのかなっていうぐらいの感覚ですね。後はタイミングですから。

 −−理想の男性像は

 松下 ずっと大事にしてくれる人。仕事をやめて結婚というより、仕事を続けてもいいよって言ってくれる人がいい。女優は一生涯の仕事だと思いますし、ずっと続けたい。

 一番の精神的支柱は名古屋にいる父親だ。60歳。今も仕事に行き詰まったときには電話でアドバイスを求める。

 松下 仕事のこと、人との付き合い、私の悩み、父の悩み。「私はこう思うんだけど、どう思う?」って。父とは何でも話します。高校生から離れて暮らしていたからかな。よく「お父さんは嫌い」っていう女の子いるじゃないですか。私にそれはなかった。壁にぶつかると「幸せだな。そんな経験はみんなしたくてもできないよ」って。「つらくても笑っていようよ」って。いつも逆説的アドバイスなんですよね。

 −−早く結婚しなさいとは言われないですか。

 松下 うちの父ね、言わないんですよ。変だな、いつ言うのかなって思うんですが、まったく言わない。

 結婚の話題に触れない父について「この仕事、私を理解してくれているのかな」と松下は推測する。そして父の「笑っていなさい」というアドバイス。この言葉は幾度となく松下を救ったのだろう。取材中、松下が笑い続けた理由が分かったような気がした。


花ある生活・・・特にフリージア

<マイベスト1>  以前凝っていた趣味で、また、興味が復活してきているのは、自宅でお花を飾ることです。生け花なんですが、季節も春になってきて、きれいな花もどんどん出てくる。香りも含めて花のある生活がしたいですね。一番のお気に入りの花はフリージアです。すごくいい香りがしますし、彩りも豊富(白、黄、ピンク)で華やかじゃないですか。花って、見ていて単純に気分が良くなるんですよね。


 ◆松下由樹(まつした・ゆき)◆ 本名・松下幸枝。1968年(昭和43年)7月9日、北海道生まれ、名古屋育ち。映画「アイコ十六歳」のオーディションに合格し、15歳で芸能界入り。89年「オイシーのが好き!」(TBS)でドラマ初主演以降、90年代のトレンディー女優として活躍。舞台や映画などにも幅広く出演。現在は「水10! ココリコミラクルタイプ」(水曜午後10時)「ドールハウス」(木曜午後10時)に出演中。168センチ、血液型O。


(取材・山内崇章)

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