沢尻エリカ「映画界盛り上げる」
映画も10代パワーが引っ張る−。第18回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞(日刊スポーツ新聞社主催、石原裕次郎記念館協賛)の授賞式が28日、東京・紀尾井町のホテルニューオータニで行われ、「パッチギ!」で新人賞を獲得した19歳の沢尻エリカが、昨年新人賞の18歳、長沢まさみから記念盾を贈られた。今最も勢いのある若手演技派女優の初のツーショット。沢尻は「同じ世代の長沢さんと一緒に映画界を盛り上げたいです」と誓い、現在の日本映画界を支える若い力をアピールした。
◆石原裕次郎賞・石原裕次郎新人賞 87年に亡くなった戦後を代表するスター石原裕次郎さんの遺志を引き継ぎ、日刊スポーツ映画大賞に併設された。石原プロモーションが運営に全面協力している。その年に最もファンの支持を得た、スケールの大きな作品に贈られるのが石原裕次郎賞。裕次郎さんをほうふつとさせる将来性豊かな新人に贈られるのが石原裕次郎新人賞。賞金はそれぞれ300万円、100万円。
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盾には「飛翔」黒沢監督のレリーフ
日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞の表彰式で受賞者に贈られる盾には、故黒沢監督が描いた絵コンテがレリーフ(浮き彫り)として使われている。00年の映画「夢」のために黒沢監督が描いたコンテで、主人公の「私」が天使に手を取られて飛翔(ひしょう)する構図。95年の第8回から、この盾が贈られている。
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