大竹しのぶ、さんまの子供流産していた
女優大竹しのぶ(48)が明石家さんま(50)と離婚直後、極秘のうちに子宮頸(けい)がんの手術を受けていたことが分かった。2人が離婚したのは92年9月。その年末に受けた婦人科検診でがんを告知された。28日発売の自伝「私一人」(幻冬舎)で明かしている。
幸い進行度は初期段階で、子宮の部分切除手術を受けて2週間入院。以後は定期検診を受けながら健康な日々を送っている。ただし、告知された当時は役所広司との2人舞台が控えており、手術は1カ月の公演終了後まで延期された。公開通しけいこ中に出血し、舞台セットを血で染めたこともあり、止血剤の点滴を受けながら演じ通した。
また、82年に結婚した故服部晴治さんや前夫の明石家さんま、同居生活した野田秀樹氏との出会いから別れもつづられている。中でも服部さんと家族ぐるみで交流のあったさんまとは、服部さんと死別(87年)したショックを癒やされるうちに急速に交際へと発展。妊娠が明らかになりプロポーズを受けた。服部さんの死後1年ほどの時期で、迷いもあったが結婚を決意した。ところが、決意と同時に流産。退院当日、この事実を伏せたまま、さんまとの結婚発表会見を行った。
電撃的に結ばれた2人だったが、主婦業を優先して欲しいさんまと女優業を続けたい大竹との擦れ違いは、篠山紀信氏撮影のヌード写真集で決定的になる。離婚会見当日、大竹は普段と変わらず自宅玄関で見送るとさんまに「いつか、君は必ず帰ってくる」と抱き締められたという。
長男二千翔(にちか)さん(21)と長女いまるさん(16)の独り立ちを目前にし、大竹は波乱に富んだ人生のすべてを明かした。だれかに支えられずにいられなかった自分を見つめ直し、「私一人」で生きる決意を示している。
[2006/1/28/07:35 紙面から]
|