7日午前2時すぎ、下関市竹崎町のJR下関駅で火災があり、1942年建築の木造駅舎や4階建ての乗務員センターなど延べ約3000平方メートルを焼き、午前5時前に鎮火した。下関署は同日、放火の疑いで住所不定、無職福田九右衛門容疑者(74)を逮捕した。容疑を認め「空腹でむしゃくしゃしていた」と供述しているという。
乗務員センターには運転士や車掌ら、駅には駅員や清掃作業員が、それぞれ宿直で仮眠などをしていたが、けが人はなかった。
センターと駅舎の間にある渡り廊下付近が燃え上がるのを乗務員が目撃しており、山口県警と下関市消防局が出火原因を調べている。乗り入れる山陽線などは始発から運転不能となった。
[2006/1/7/12:17]