阪神・淡路大震災は17日、1995年の発生から11年を迎えた。神戸市など各被災地では地震発生時刻の午前5時46分に合わせ、6434人の犠牲者の冥福を祈り、震災の記憶と教訓の継承をあらためて誓う追悼行事が行われた。
被災体験の風化も懸念される中、神戸市中央区の公園、東遊園地では、市民団体などが「1・17のつどい」を開催。震災がきっかけで病死するなどした「遠因犠牲者」の161人を含む計6595人分の竹灯籠(とうろう)を「1・17」の文字に並べ、ろうそくを点灯。市の追悼式で遺族代表の中学生や新潟県中越地震の被災者らがあいさつした。
[2006/1/17/10:18]
写真=震災から11年を迎えた神戸で家族の冥福を祈り手を合わす西山雅樹さん(共同)