スパイウエアを使った預金詐取事件で、警視庁ハイテク犯罪対策総合センターは26日までに、電子計算機使用詐欺と不正アクセス禁止法違反容疑で指名手配していた東京都江戸川区の元IT関連企業社員竹川敦容疑者(31)を逮捕した。
竹川容疑者は容疑を認めた上で「スパイウエアは自分が開発した」と供述。スパイウエアの作成者が逮捕されたのは国内初という。
調べでは、竹川容疑者は、無職平山喜一被告(34=不正アクセス禁止法違反罪などで起訴)と共謀。昨年6月、ジャパンネット銀行(東京)に口座を持つ川崎市内の貴金属販売会社に、スパイウエアを添付した電子メールを送り付け、入手したIDやパスワードを使い、同社の口座から約21万円を自分たちの銀行口座に送金した疑い。(共同)
[2006/1/26/08:53]