占い客に「浄霊をする」などと現金をだまし取ったとして、兵庫県警生田署などは27日、詐欺の疑いで指名手配していた福井県越前市の自称占い師片山登志子容疑者(61)を逮捕した。約1億円を支払った客もおり、同署は余罪を追及する。
調べでは、片山容疑者は、神戸市中央区の女性スナック経営者(36)に「波動占い」と称する占いをし「霊がついているので、インドの高僧に浄霊をしてもらう。その代わりに自分が手掛けている介護事業に融資してほしい」などと持ち掛け、04年2月上旬から3月下旬にかけて4回にわたり計約770万円をだまし取った疑い。
片山容疑者は同様の手口で兵庫県淡路市の女性から約1億円をだまし取ったという。
片山容疑者が介護事業を経営している事実はなく、その後行方をくらました。同署は昨年6月、詐欺容疑で指名手配、福井県で身柄を確保した。
[2006/1/27/14:34]