ライブドアの平松庚三社長は27日、フジテレビジョンの日枝久会長らと事件後初めてトップ会談した。フジ本社を訪問した平松社長は、証券取引法違反の疑いで前社長の堀江貴文容疑者らが逮捕された事件の経緯を説明するとともに、今後のライブドアの経営方針などについて協議したもようだ。
平松社長は、フジとの提携関係の維持に向けて「最優先の課題。おわびして現状を報告したい」として、社長に就任した24日にフジ側に経営トップとの面会を申し入れていた。
フジは、堀江容疑者らライブドアの前経営陣と繰り広げたニッポン放送株の争奪戦の和解で、ライブドアの発行済み株式の12・75%を保有。大株主の立場から、経営危機に直面しているライブドアの支援に乗り出すことも含めた対応を検討し始めている。
[2006/1/27/18:00]