焼け跡の男性遺体に包丁が刺さっていた
京都府舞鶴市で2日、民家が全焼、住人の男性が遺体で見つかり、京都府警捜査1課は3日、遺体の胸に包丁が刺さっていたことから放火殺人事件と断定、舞鶴署に捜査本部を設置した。
調べでは、2日午前5時25分ごろ、同市小倉の無職松山修さん(74)方から出火、木造2階建て約110平方メートルを全焼し、1階南側の寝室焼け跡から松山さんが遺体で見つかった。左胸に包丁が刺さった状態でうつぶせに倒れ、周囲には灯油のにおいがしていた。
3日、司法解剖の結果、死因は包丁で胸を深く刺された失血死と判明。松山さんが煙を吸ったあとはなく、遺体から油の成分も検出された。
犯人は松山さんを包丁で深く刺して殺害後、灯油をかけて火を付けたとみられ、府警は恨みによる犯行の可能性もあるとみている。
松山さんは、会社勤めの妻(72)と2人暮らしだが、妻は昨年12月から市内の病院に入院。近所の人によると、松山さんもほぼ同時期に病気で手術し、手が不自由だったという。
[2006/2/3/19:55]
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