電報・国際送金最大手の米ウエスタン・ユニオンは3日、電報サービスを今年1月末で廃止したことを明らかにした。インターネットの電子メールや携帯電話が通信手段の主流となったため。サミュエル・モールスが電報技術を確立した米国で、155年の歴史を持つ同社の電報配達量は最も多かった時の1万分の1に激減していた。
同社はウェブサイトの電報コーナーに「今年1月27日で電報を廃止します。長年のご愛用ありがとうございました」とのメッセージを掲載し、撤退を表明した。国際送金サービスは続ける。
ロイター通信によると、同社は1929年には世界中に約2億通を配達していた。しかし、2005年は約2万通に減少していた。(共同)
[2006/2/4/10:00]