富山県射水市の北陸自動車道上り線で3日夜に起きた多重衝突事故で、事故車両は計61台、負傷者は計31人に上ることが4日、県警高速隊の調べで分かった。負傷者のうち、男性4人が骨折などの重傷。同隊が詳しい事故原因を調べている。
事故の影響で北陸道は同日午前9時半現在、富山西−小杉インターチェンジ間で上下線とも通行止めとなっている。
同隊などは4日午前3時ごろから、事故車両の撤去を開始。クレーン車を使って、1台ずつトラックの荷台に載せて現場から運び出した。
事故は3日午後9時40分ごろ、緩やかな下りの左カーブで発生。凍結した路面でスリップしたトラックや乗用車などが、次々に追突したとみられる。多数の車が大破し、計6人が車内に閉じ込められたが、4日午前2時半までに全員が救出された。(共同)
[2006/2/4/10:18]