福岡県警捜査4課などは15日、14歳と15歳の少年を「組員見習い」として組事務所の電話番などをさせたとして、児童福祉法違反(有害支配)の疑いで、福岡県久留米市合川町の指定暴力団道仁会系三笠組組長三笠正貴容疑者(29)ら6人を逮捕した。
少年2人は北九州市小倉南区の中学校の生徒と卒業生で、この中学出身の組員に勧誘された。外出を許された際に逃げ出し、親族と一緒に小倉南署に被害届を出したが、「自由も金もない。周りは怖い男ばかりだった」と話しているという。
調べによると、三笠容疑者らは昨年11月4日から26日までの間、中学3年の少年(14)と無職少年(15)を組員宅に居住させ、事務所当番などをさせた疑い。
三笠容疑者らは「逃げたら殺す」などと脅す一方で、スーツやジャージーを買い与えるなどしていた。
[2006/2/15/20:45]