経営再建中のダイエーは22日、本体から約800人の社員をグループ内外に出向させる追加的な人員合理化策を2007年2月期に実施する方針を固めた。具体的な内容を詰めた上で労働組合に提示する。
ダイエーは今期(06年2月期)、管理職と一般社員を対象に早期希望退職を実施した。しかし、総合スーパーの事業が既存店を中心に依然として低迷しているため、さらなる人件費の削減による財務体質の強化が必要と判断した。
出向先や労働条件、対象者は今後詰めるが、傘下の食品スーパーなどのほか人材派遣会社を通じて外部の企業へ出向してもらう案が出ている。ダイエーの昨年8月末の社員数は約8800人。希望退職の実施によって現在はさらに減っている。(共同)
[2006/2/22/10:20]