イラク移行政府は23日夜、地元テレビを通じ、首都バグダッドと近郊3州に24日午後4時まで外出禁止令を発令すると発表した。中部サマラでイスラム教シーア派の聖廟(せいびょう)が22日に爆破され、報復としてスンニ派住民ら約130人が殺害された事態を受け、暴力抑止のため、夜間だけでなく日中も外出禁止とする異例の決断をした。
24日はイスラム教のモスク(礼拝所)で金曜礼拝が行われるため、宗教感情が高まり、さらに対立が激化することを懸念したとみられる。(共同)
[2006/2/24/10:14]