昨年1年間に全国の警察が認知した自動車盗難の件数は前年に比べ20・4%減の4万6728件で、1999年以来6年ぶりに5万件を下回ったことが、4日までの警察庁のまとめで分かった。
自動車盗難は98年の約3万6000件から急増、ピークの2003年には約6万4000件に達していた。大幅減少について警察庁は「駐車場の防犯設備の向上など官民一体で取り組んできた盗難防止対策の効果」とみている。
しかし、警視庁が摘発したRV窃盗事件の被害車両の中に、電子チップを埋め込んだキー以外ではエンジンが始動しない盗難防止装置「イモビライザー」の新型を装着した車が含まれていたことも判明。手口の分析や新たな対策が急務となっている。(共同)
[2006/3/4/10:14]