民主党の全国幹事長・選挙責任者会議が4日、党本部で開かれ、前原誠司代表は「送金指示」メール問題について「全国の党員にも多大な迷惑を掛けた」と地方組織にも陳謝した。しかし地方代表からは「けじめをつけたと言うが納得できない。体制を一新してほしい」(山梨)などと前原氏の辞任や永田寿康衆院議員の辞職を含めた対応を求める意見が続出した。
前原氏は冒頭、「9月までの任期の間、厳しい意見が出ている地域を歩き、その声を党に反映させる」と述べた。これに対し、山梨県連が「(選挙の)候補者擁立を進められる状況にない。9月まで待てない」と強調したのをはじめ、北海道連も「代表は時機を見てけじめをつけるべきだ」と前原氏の引責を要求。「代表が党首討論を『楽しみにしてほしい』と言ったことは歴史に残る(失言だ)」(岩手)との批判が相次いだ。
[2006/3/4/20:34]