神奈川県相模原市の会社員松原加代子さん(当時22)が自宅アパートで殺害された事件で、強盗殺人罪などに問われた無職前田卓則被告(22)に、横浜地裁は17日、求刑通り無期懲役の判決を言い渡した。
小倉正三裁判長は判決理由で「パチンコなどで金銭に窮し、ちゅうちょなく殺害した動機はあまりに身勝手。殺害後も遺体のある部屋に戻ってアダルトDVDを見るなど人間としての情が感じられず非道というほかない」と述べた。
判決によると、前田被告は昨年8月29日午前4時半ごろ、面識のない就寝中の松原さん方に侵入。物色中に、目を覚ました松原さんに見つかり殺害し、現金約2万5000円とキャッシュカードなどを奪った。
[2006/3/17/14:40]