母親に劇物のタリウムをのませたとして殺人未遂容疑で静岡県伊豆の国市の少女(16)が逮捕された事件で、静岡県は17日、毒劇物法などに基づき、タリウムを販売した同市四日町の「小川薬局」を毒劇物販売について11日間、通常の薬局業務を7日間の業務停止処分にした。
県によると、同薬局は昨年4月から9月の3回にわたり、少女が18歳未満なのに、いずれも劇物のタリウムとアンチモン化合物、塩化バリウムを販売。2回販売したタリウムについては、購入に必要な書面の提出も受けていなかった。
同薬局の店長は昨年12月、毒劇物法違反の疑いで書類送検されている。また、同県三島市のドラッグストアも少女に劇物を売っていたことが判明。県が事実関係を調査している。
少女は8日、静岡家裁沼津支部に送致され、観護措置中。
[2006/3/17/21:21]