JR北海道は18日、「北斗星」など本州とまたがる列車を除き管内すべての列車の全面禁煙を始めた。全面禁煙はJRで初めて。
これまで車両に掲示されていた喫煙マークなどはすべて取り外され、禁煙マークとなった。車内の喫煙スペースも使用できなくなり、座席に備え付けられている灰皿は順次使えなくする予定。車内放送などで乗客に禁煙への協力を求める。
各ホームなどに設置された喫煙コーナーなどは今後も残す。2004年にJR北海道が実施したアンケートで全面禁煙を求める声が多かったことを受け、全面禁煙に踏み切った。
札幌駅の喫煙コーナーでたばこを吸っていた旭川市の会社員(56)は「我慢は1時間半が限度だ。もう長距離は乗れない。喫煙車両を残すなど愛煙家にも配慮してほしい」と話した。(共同)
[2006/3/18/13:04]