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  今、心の診察室では
 

【第7回】

逃げ場を上手に作って治療

今、心の診察室では

 “心の風邪”とも表現されるうつ病。その治療を病医院に入院しながら受け、さらに病医院から会社に通うナイトホスピタル。入院期間は短い人で2〜3週間、長い人で半年。平均1〜2カ月程度だ。

 抗うつ薬による治療、カウンセリング、患者によっては光療法も行われる。加えて、精神的重圧から解放された状態での規則正しい生活。それが患者を回復へと導く。が、それだけではない。

 「私も患者さんに様子を聞くようにしていますし、看護師も患者さんの様子をチェックしています。そのほかにも工夫があります」というのは、ナイトホスピタルを行っている東京の初台関谷クリニック(渋谷区初台)の関谷透院長。「病室はすべて2、3人部屋です。個室では患者さんの気分が落ち込みやすいためです。同室になる人はなるべく年齢や職場環境が近く、症状の重い人には軽い人を組み合わせるようにしています。すると、集団の精神療法と同じ効果が得られるのです」。

 入院患者のA男さんは、同室の患者と朝食を取りながら、会社に行きたくないことをブツブツ話していた。それを聞き役になっていた同室の患者が看護師に伝え、院長の耳に入った。A男さんはその日、会社で営業分析の発表をさせられることになっていた。その発表が嫌だったのだ。

 院長がA男さんに「今日は血液検査など、ちょっと詳しいチェックをしたいので、会社へは行けなくなるけど、大丈夫?」と聞くと、A男さんはうれしそうな顔をした。すぐにA男さんの会社の医務室に連絡をとり、欠勤の承諾をもらった。

 「自宅にいると、会社に行きたくないときでも行かないといけない。逃げられないんですね。ナイトホスピタルであれば、検査とかいって、つらい日を逃げられるのです」(関谷院長)。

 逃げ場のない状態が続いてしまうと蒸発や自殺にも結びつきかねない。そのつらい日々を上手に回避しながら治療を続けることで、回復していくのである。

【ジャーナリスト 松井宏夫】

入院が必要なうつ病のケース

 うつ病の治療は基本的には通院で行われる。入院が必要なのは重症の場合や自殺の危険性が強い場合。また、軽症であっても今の環境から引き離さない限り患者が重圧から解放されないときは、入院が勧められる。
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