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  今、心の診察室では
 

【第82回】

成功体験の繰り返しで変える

今、心の診察室では

認知行動療法

 ストレスによる心の病気の治療では、さまざまな特殊精神療法がある。「認知行動療法」もその1つである。実際に行動を繰り返すことで患者の適応力を高めていく治療法だ。

 ひもろぎ心のクリニック(東京都豊島区)の渡部芳徳理事長は、もう1歩踏み込んで「成功体験の繰り返しで患者さんの考え方を変える治療法」という。そして続ける。「たとえば、いつも算数が10点しかとれない小学校5年の子供に、どうすれば80点以上とらせられるかを考えると理解しやすいと思います」。

 では、どうするのか。100問中に小学校1年生の問題を80問入れ、残り20問は5年生の問題にする。そこでこの生徒が初めて70点をとったとすると「自分もやればできる」と思うようになる。これを繰り返すと徐々に学習効果が出て、成績がアップする。

 「パニック障害の患者さんは、電車に乗ると心臓がドキドキするのでは? と心配して不安がつのる。そこで、薬を使って不安を和らげる状態にして電車に乗ってみても、心臓がドキドキしなかった。この体験を繰り返すと、最終的には薬を服用しなくても、発作が起きなくなります」。

 このようなパニック障害の患者に共通しているのは、今、自分自身に起きている症状にのみとらわれて、小さな世界に閉じこもって出られない状態にある。

 だから、認知行動療法の前に、患者さん自身に「自分は何とちっぽけなことで悩んでいるのか」と気付かせることが大事で、SSRIなどの薬物療法で、病気に対する強いこだわりを軽減させる。そして、認知行動療法を導入する。

 「薬物療法は治療の手助けにすぎず、治療の原則は、あくまでも話を十分に聞き、自然に治癒するように導くことです。それが精神科医の仕事です。その点で、薬物治療中心の精神科医が増えているのは問題だと思います」と、渡部理事長は指摘した。

【ジャーナリスト 松井宏夫】

SSRI

 第3世代の抗うつ薬といわれるのがSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)。神経伝達物質のセロトニンの働きを増強する。今、抗うつ薬の主役になっている。
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