速報記事一覧へ スコア速報一覧へ スポーツカレンダーへ

nikkansports.com・ホームへ
共通ナビゲーションを飛ばす。ページメニューへ MLB | PDF号外 | プレゼント | 占い | 映像 | 新聞購読
0
googleの検索機能
nikkansports.com・ホームへ

click here!
社会TOP
健康連載
おくやみ
広部玄の株やっちゃうぞ

メーンメニュー
・ 野球 ・ サッカー
・ スポーツ ・ バトル
・ 競馬 ・ 芸能
・ 社会 ・ 釣り
ページトップへ
社会タイトル

  この病気になる理由
 

【第18回】

糖尿病や高血圧との関係性深い

この病気になる理由

急速進行性糸球体腎炎(下)

 一般に腎臓病は見つけにくく、治りにくい病気といわれる。重症化するまで自覚症状が出ないことが大きな理由だが、体を守る免疫システムも発症原因になる難しさもある。

 日本人に多いとされる腎臓病にIgA腎症と呼ばれるものがある。免疫細胞がつくる抗体(免疫グロブリン)の1つで、粘膜に病原菌が感染するとIgAが病原体にくっついて排除する働きをする。

 「IgAが病原体にくっついたものを免疫複合体といいますが、これが血液の中に入って糸球体にたまります。また、病原体によって変化を受けたIgAが腎臓にたまる可能性もあります。すると白血球が集まって攻撃し、腎臓組織が傷つくという現象が起こってしまうのです。これがIgA腎症です」と富野康日己・順大医学部教授は説明する。

 糸球体に起こる疾患の約4割はこのIgA腎症。年齢的には16〜35歳の人に多く発症していて、急速進行性糸球体腎炎(RPGN)の原因またはリスク増加要因になるとも考えられている。富野教授は「腎臓病になる危険因子は多様で、特効薬といったものも今のところ開発されていません。それだけに腎臓の状態に関心を持って欲しい。それが予防を含めた最善策につながるはず」という。

 腎臓病はほかの病気との関係性も深い。透析にいたる疾患で一番多いのは糖尿病。98年から慢性糸球体腎炎を抜いている。3番目は高血圧。生活習慣病的側面が無視できなくなっている。また当然ながら腎臓も加齢とともに衰える。厚生労働省の研究班調査では、健康な人でも60代では若いころ(20〜30代)の7割、70代は6割程度まで腎機能は落ちる。

 「腎臓は尿をつくるだけでなく、血圧調節、カルシウム吸収を促進するビタミンDの活性化、血液を弱アルカリ性に保つ役割があるなど、体内環境を整えている臓器です。健康に直接、影響を与える大切な働きをしていることを再認識してください」と富野教授。

 腎機能の喪失が数日から数週間で起こるのが、RPGN。関心を持たないわけにはいかないが、その関心が腎臓病を減らすきっかけになって欲しい、と富野教授は期待している。

【ジャーナリスト 小野隆司】

腎移植

 臓器移植の件数では、腎移植が年間700件ほどあり、最も多い。移植後の生存率(日本移植学会追跡調査)は15年生存率で7割を超えている。ただ毎年1万人以上の腎移植を行っている米国などと比べ、かなり少ない。血縁者からの生体腎移植が主で、献腎移植が進んでいない。ドナー(臓器提供者)不足が大きな理由。
前のページへ戻る このページの先頭へ
ニッカン倶楽部広告ガイド会社案内このサイトについて問い合わせ
  nikkansports.comに掲載の記事・写真・カット等の転載を禁じます。
  すべての著作権は日刊スポーツ新聞社に帰属します。
  
野球ページへ サッカーページへ スポーツページへ バトルページへ 競馬ページへ 芸能ページへ 社会ページへ 釣りページへ