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  この病気になる理由
 

【番外編】

無理強いより“いのち力”

この病気になる理由

 「フィンランド症候群」をご存じだろうか。病名ではない。簡単にいえば“健康習慣をきまじめに続けると短命を招く”といった意味になる。フィンランド保健局が15年間にわたって食事・健康管理の効果を科学的に評価する調査を続けたところ“短命”の結果が出てしまったのである。

 対象となったのは、40歳から45歳までの上級管理職の約600人。彼らに定期的検診、栄養学チェック、運動、たばこ・アルコール・塩・砂糖などの摂取の抑制に従うことを了承してもらった。比較するため選ばれた別の600人のグループは、定期的に健康調査票に回答を書き込んでもらうだけにした。前者のグループが実行する健康習慣は、科学的に証明されたものであった。

 そうして5年後、10年後、15年後の結果を評価した。信じられないことに、健康習慣を実行したグループは、心臓血管系の病気、高血圧、死亡、自殺、いずれの数も多かったのである。

 「エビデンス(科学的事実)に縛られた生き方は、個人の創造的な意識(いのち)を無視することになり、そこに大きな問題があったのでは」と予防歯科学の研究で知られる志村則夫・東京医科歯科大大学院助教授は指摘している。

 事実、治療上の過保護と生体の他律的な管理が依存、免疫不全、抵抗力の低下を招き、このような結果になったのであろうと考察されている。

 フィンランド保健局は実のところ、この結果を公表しなかった。ノルベール・ベルサイド博士という学者が91年、雑誌にこの調査結果を明らかにしたことから、フィンランド症候群という名が付いたのである。

 志村則夫助教授は「現代医学は病気予防と治療の医学であり、強制された生活習慣は健康を守らないことの証明でしょう。いのちの本来の働き、いのちの創造性を考慮した地域保健が展開されるべきです」とフィンランド症候群の正体を分析する。

 「個人の思いを無視すれば健康を増進させるはずの習慣も役に立たない。個人の思いを大切にすることは、いのちを大切にすることにつながります。現代医学は、このいのちを無視しがちです」とも。

 では何が病気予防、健康長寿につながるのだろう。予防科歯学の研究で知られる志村助教授は現在、免疫能と健康の関係もテーマとしている。「わたしは“いのち力”と表現していますが、もともと生体には生命を守るメカニズムが備わっています。このメカニズムが狂うことで病気が起こるのです」と志村助教授。

 では、健康長寿につながる医学・医療とは何か。科学的事実に縛られる前に「自分を分かり、生活を分かり、本当の自分を生きること」と志村助教授はアドバイスする。

【ジャーナリスト 小野隆司】

免疫能と自律神経

 内臓機能のコントロールをしている自律神経(交感神経と副交感神経)は、活性酸素を武器に病原菌を破壊する免疫細胞(好中球など)に影響を与えることが分かっている。交感神経が活発化すると好中球が増加するが、この状態が長く続くと健康を害する危険性が出てくる。
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