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  現代医学が明かす漢方の威力
 

【第13回】

インターフェロンを使えない方へ

現代医学が明かす漢方の威力

肝臓がんの予防(2)

 小柴胡湯(しょうさいことう)は、以前から慢性肝炎の治療に使われてきた。それが、肝臓がんの発生も抑えるのではないかと言われるようになったのは、ここ10年ほどのことだ。

 東京女子医大付属東洋医学研究所の佐藤弘助教授によると、「肝庇護剤で治療を受けている肝硬変の患者260人を2つに分け、一方には肝庇護剤だけ、もう一方には小柴胡湯を併用して経過を観察する研究が行われました。その結果、小柴胡湯を併用しているグループの方が、肝臓がんの発生率が低いというデータが報告されたのです」という。

 その後も、慢性肝炎の患者に小柴胡湯を投与すると、肝臓がんの発生率が低下するというデータがいくつか報告されている。では、なぜ小柴胡湯で肝臓がんの発生が抑えられるのか。

 これも、山口大で動物実験が行われている。ネズミに特殊な食事を与えて肝硬変をつくると、やがて前がん病変(がんになる前段階)が現れ、がんになる。このネズミに同じ食事を与えながら小柴胡湯をのませると、前がん病変が明らかに少なくなっていた。

 つまり、小柴胡湯をのませていたネズミはがんになりにくかったのである。こうしたネズミを調べたところ、GPTやGOTなど肝臓の障害を示す検査数値の上昇は低下させていなかった。ところが、肝臓の線維化が抑えられていたのである。

 つまり「普通は、慢性肝炎から肝臓の繊維化が進んで肝硬変になり、これをベースに肝臓がんが発生します。小柴胡湯はこうした肝臓の繊維化を直接抑えて、肝臓がんの発生を低下させると考えられるのです」(佐藤助教授)。

 インターフェロンでウイルスが駆除できれば、肝臓がんになる危険はグッと少なくなる。しかし、インターフェロンが効かない人や副作用で治療が続けられない人もいる。こうした人には、小柴胡湯も大きな選択肢として期待できそうなのである。

【ジャーナリスト 祢津加奈子】

肝臓がんの抑制効果

 肝硬変の患者260人を2つのグループに分け、5年間追跡調査を実施。その結果、B型ウイルス性肝炎ではない人(つまり多くはC型)で肝庇護薬だけのグループでは肝臓がんの発生は39%。小柴胡湯を併用した群では22%と明らかに低かった。ちなみに肝庇護剤は、GPTやGOTを下げる効果がある薬。
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