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  現代医学が明かす漢方の威力
 

【第14回】

「安心感」が免疫力低下防ぐ

現代医学が明かす漢方の威力

肝臓がんの予防(3)

 最近の研究から、小柴胡湯(しょうさいことう)には、慢性肝炎から肝硬変、肝臓がんへと進行していくのを抑える作用があると言われている。

 しかし、東京女子医大付属東洋医学研究所の佐藤弘助教授によると、こうした効果があるのは小柴胡湯だけではないらしい。

 小柴胡湯はあまりに有名なので、一般の病院では肝炎の漢方薬といえば小柴胡湯が使われることが多い。しかし、佐藤助教授は患者の証(漢方的体質)に合わせて、さまざまな漢方薬を使い分けている。こうした患者140人を平均5年間観察して、肝臓がんの発生率を調べた。

 肝炎は、病気の進行と平行して血液中の血小板の数が少なくなる。血液1マイクロリットル中に含まれる血小板の数は、普通20万個ぐらいだが、これが10万を切れば重症。すでに肝硬変の状態で、年間7%の割合で肝臓がんが発生する。10〜13万個の間ならば中等度で肝臓がんの発生率は年3%とされている。

 ところが、漢方薬をのんでいた佐藤助教授の患者さんは、血小板の数が10万以下の重症の人でも肝臓がんの発生率は年に0・9%、10万〜14万個の人ならば1・5%と肝臓がんの発生率が驚くほど低かったのである。中には「25年間、血小板の数が10万未満のままで、肝臓がんにならない」人もいるそうだ。

 つまり、漢方で治療を受けている人全般に肝臓がんになりにくい傾向があるというのだ。

 「もちろん、漢方薬が肝臓がんの発生そのものを抑制する方向に働くことも考えられます。しかし、慢性肝炎の患者さんは不安でいっぱいなのです。腰痛や肩凝りなど肝炎とは関係ない症状でも悪くなると、肝炎が悪化しているのではないかと不安になる。漢方薬はこうした細かい愁訴に対応して患者さんを安心させることができます。それによって免疫力の低下を防ぐといった効果も無視できないと思うのです」と、佐藤助教授は考えている。

【ジャーナリスト 祢津加奈子】

慢性肝炎の漢方

 小柴胡湯など柴胡を含む漢方薬のほか、胃のもたれや食欲不振など消化器症状が中心ならば六君子湯(りっくんしとう)など人参主体の漢方薬、激しい倦怠感や寝汗が中心ならば十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)や補中益気湯(ほちゅうえっきとう)など、数十の漢方を使い分けている。慢性肝炎の漢方薬は医師の管理下で服用することが大切。
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