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  現代医学が明かす漢方の威力
 

【第19回】

西洋医学が苦手な「未病を治す」

現代医学が明かす漢方の威力

尿路不定愁訴(1)

 トイレが近い、排尿時に痛みがある、排尿後もスッキリしない。それなのに、検査では異常なし。ぼうこう炎でもないし、前立腺肥大症でもない。

 こんなふうに、検査では異常がないのに、排尿に関する問題があるのが尿路不定愁訴だ。救世軍ブース記念病院の石橋晃院長によると、「西洋医学では、気のせいと言われて精神安定剤などが使われることが多い」という。

 異常がないけれど、本人はつらい。こういう状態は西洋医学が苦手とするところ。逆に、「未病を治す」(病気を未然に治す)漢方が、最も得意とするところだ。

 石橋院長によると、「漢方ではこうした症状を一種の機能障害と考え、漢方的診断(証=体格や体質、顔色、舌の状態、脈の打ち方など)に基づいて対応する漢方薬を決める」そうだ。したがって、同じ頻尿でも体質によって使われる漢方は異なるし、違う症状でも同じ漢方薬が使われる場合もある。

 例えば、61歳のA子さんは頻尿を訴えて来院。検査では異常はなかったが、漢方的診断では冷えが強く、オ血(血の滞り)があり、おなかに力がない。閉経後でもあり、加味逍遙散(かみしょうようさん)の証と診断された。4〜5日の服用で冷えを感じなくなり、夜間の頻尿もなくなった。

 一方、不安感が強く、神経症気味で胃腸が少し弱い人には清心蓮子飲(せいしんれんしいん)、同じ神経症気味でもヘソの側に動悸(どうき)を触れたり、あばらの下に圧痛があれば柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)が向く。

 55歳のBさんがその例。夜間頻尿があり、前立腺肥大症で前立腺を摘出した。その結果、尿の流れはよくなったのに、夜間頻尿が治らずに来院した。神経質で腹部を調べると圧痛がある。そこで、柴胡加竜骨牡蠣湯を処方。4週間後には排尿時の不快感が消え、夜間の頻尿も減少した。

 「処方が合えば、かなり効果があります」と石橋院長。ここが大事なのだ。

【ジャーナリスト 祢津加奈子】

尿路不定愁訴の漢方薬

 腰痛や四肢の関節の痛み、白内障などがあり、胃腸が割合丈夫ならば、八味地黄丸(はちみじおうがん)や牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)。ぼうこう炎が治ったあとも症状が続く時は、体力が中間なら猪苓湯(ちょれいとう)、弱い人なら猪苓湯合四物湯(ちょれいとうごうしもつとう)など。神経質でのどにつかえた感じがあれば、半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)など。
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