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  現代医学が明かす漢方の威力
 

【第20回】

専門的診断で効果UP

現代医学が明かす漢方の威力

尿路不定愁訴(2)

 検査をしても異常がないのに、頻尿や排尿痛、残尿感など排尿に問題がある。救世軍ブース記念病院の石橋晃院長によると、こうした尿路不定愁訴は、漢方が最も得意とするところのひとつだそうだ。

 実際には、漢方的診断に基づいてさまざまな漢方薬が処方される。以前、石橋院長は清心蓮子飲(せいしんれんしいん)という漢方薬で効果を調べたことがある。石橋院長によると、「当時はまだ、漢方の勉強を始めたばかりで、十分熟達していなかった」という。つまり、現在のように漢方の証に合わせて数十の漢方薬を使い分けられるほどにはなっていなかったそうだ。そこで尿路不定愁訴を訴える人の中で、あまり体力がなく(虚証)、胃腸障害がある人、つまり漢方的に清心蓮子飲が適応になると思われる人を拾い出して、清心蓮子飲を処方した。それでも、73%に有効、つまり自覚症状が改善するという好結果だった。

 その後、清心蓮子飲や猪苓湯(ちょれいとう)、八味地黄丸(はちみじおうがん)、各種の駆オ血剤(血の滞りを改善する漢方薬)などによる尿路不定愁訴の治療結果がいくつも報告されている。これをみると、50〜80%の人で、症状が改善されるという結果が出ている。その中で、ひときわ目立つのが、駆オ血剤によって不定愁訴を治療した成績だ。何と有効率92%という際立って高い治療成績に出ているのだ。

 なぜか。実は、これは漢方の大家、特に駆オ血剤に詳しい医師が、オ血のある患者を選んで駆オ血剤、つまり血の巡りを良くする漢方薬を処方した結果なのだそうだ。

 「現代医学の医師は、漢方的な診断をしないで、同じ漢方薬を処方することが多いのですが、それでも50%以上の人に効果が出ています。漢方的な診断に基づいて治療をすれば、もっと漢方薬の効果は高いはず」と石橋院長。

 漢方薬と一口に言っても、漢方的な診断に基づいて治療ができるかどうかで、その効果にもかなり差が出るのである。

【ジャーナリスト 祢津加奈子】

オ血

 漢方でいう血流の滞り。目の下のクマやアザができやすい、舌の裏の静脈が青黒く怒張し、腹部の下の方に圧痛や抵抗があれば、オ血の兆候。最近、超音波検査の進歩で、オ血の人の中に実際に骨盤内にうっ血がある人がいることが分かってきた。漢方ではこうした場合、駆オ血剤を使う。
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