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  現代医学が明かす漢方の威力
 

【第21回】

柴朴湯で気管支の炎症を抑える

現代医学が明かす漢方の威力

ぜんそく(1)

 ぜんそく治療は、ここ10年ほどの間に大きく進歩している。昔は、発作が起きてから治療をしていたが、今は発作を予防する治療が基本。ステロイド剤を吸入して発作を防ぎ、それでも発作が起きてしまったら気管支を広げる薬などで治療をする。おかげで、ぜんそく発作で命を落とす人も減りつつある。

 しかし、東京女子医大第1内科の玉置淳教授によると「西洋薬では十分な効果がなかったり、副作用で使えないこともあります」という。こういう場合に、西洋薬と併用して効果を上げるのが漢方薬だ。

 「ぜんそくなどのアレルギー疾患は、漢方薬のよい適応で以前から使われています。ただ、その作用メカニズムが分からなかったので、使いにくいという面もあったのです」。そこで、玉置教授が注目したのは、柴朴湯(さいぼくとう)だっだ。ぜんそく治療に広く使われる漢方薬で、発作を防ぐ作用がある。

 その作用を調べた結果、「気管支の炎症を抑えることが分かりました」という。ぜんそくは、ほこりやダニなどさまざまなアレルゲンに対するアレルギー反応が原因で、気管支に慢性の炎症が起こる病気だ。炎症が起きている場所には、好酸球やリンパ球などの白血球が集まり、サイトカインという生理活性物質が作られる。これが、ぜんそく発作の原因になる。試験管の中でこうした炎症細胞を刺激すると、同じようにサイトカインが作られるそうだ。ところが、ここで柴朴湯(さいぼくとう)を加えるとサイトカインの産生が抑えられることが分かった。つまり、気管支の炎症が抑えられることが分かったのである。

 しかも、「サイトカインの産生を遺伝子レベルで抑えている」そうだ。といっても、その効果はものすごく強いというわけではない。「ですから、これだけでぜんそくをコントロールすることは難しいのです。しかし、その分、副作用も少ないのです」。現代薬と併用すれば、副作用も少なく現代薬の効果を高めることができるのである。

【ジャーナリスト 祢津加奈子】

遺伝子

 体の設計図のようなもので、その指令で生命活動にかかわるさまざまな物質が作られる。ぜんそく発作には、インターロイキン4や13などのサイトカインが関与しているが、柴朴湯はこうしたサイトカインの遺伝子が転写されるのを抑えて、その産生を抑える。
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