速報記事一覧へ スコア速報一覧へ スポーツカレンダーへ

nikkansports.com・ホームへ
共通ナビゲーションを飛ばす。ページメニューへ MLB | PDF号外 | プレゼント | 占い | 映像 | 新聞購読
0
googleの検索機能
nikkansports.com・ホームへ

click here!
社会TOP
健康連載
おくやみ
メーンメニュー
・ 野球 ・ サッカー
・ スポーツ ・ バトル
・ 競馬 ・ 芸能
・ 社会 ・ 釣り
ページトップへ
社会タイトル

  現代医学が明かす漢方の威力
 

【第23回】

西洋薬との併用はメリット大

現代医学が明かす漢方の威力

ぜんそく(3)

 ぜんそく治療は、昔から漢方薬が得意とする分野の1つ。現在は、西洋薬が進歩して治療の基本になっているが、漢方薬は西洋薬の治療効果を補助する薬としてあらためて見直されている。

 「欧米では今、代替医療の見直しが行われていますが、漢方薬もその一環として脚光を浴びています」と東京女子医大第1内科の玉置淳教授は語っている。

 玉置教授は、昔からぜんそく治療に使われてきた柴朴湯(さいぼくとう)に、炎症を抑える作用があり、かつ気管支の線毛の働きを活発にしてタンの排出を楽にすることを突き止めている。

 以前、タンのキレが悪い人に柴朴湯を投与した成績をまとめたものがある。それによると、約8割の人でタンの排出が楽になり、タンの量も4割にまで減少している。ぜんそく治療という意味でも、約6割の人に効果があるそうだ。「抗アレルギー剤でも効果は同じぐらいですから、ぜんそく治療薬としては悪くない効果」と玉置教授は評価している。

 ただし、ぜんそくに対する効果はあくまでも補助的なもの。西洋薬と併用するのが原則だ。「その結果、ステロイド剤などの西洋薬を減らせることもあります」と玉置教授はそのメリットを語る。ぜんそくは、アレルギーという体質をもとに起こる病気。吸入薬のステロイド剤は副作用が少ないとはいえ、薬との付き合いが長くなるだけに、減量できるというのは大きなメリットなのである。まして、ステロイドの内服薬となればなおさらだ。

 「軽症から中等症のぜんそくで、西洋薬を使っていても十分効果がない、タンの切れが悪いという人は試してみる価値があると思います」と玉置教授。最近では、重症のぜんそくで西洋薬でも治りにくい人に、漢方薬を併用するという使い方も行われているそうだ。

 ただし、柴朴湯は発作を未然に防ぐ漢方薬。毎日服用してこそ効果があるもの。気管支を広げるような作用はないので、発作が起きてから服用しても効果はないことを覚えておきたい。

【ジャーナリスト 祢津加奈子】

代替医療

 西洋薬のような作用メカニズムが分からなかったり、科学的な研究によってその効果が立証されていない治療法の総称。いわゆる民間療法や伝統医学の多くがこの中に入る。アメリカでは、その中から新たな治療効果の探索が行われている。
前のページへ戻る このページの先頭へ
ニッカン倶楽部広告ガイド会社案内このサイトについて問い合わせ
  nikkansports.comに掲載の記事・写真・カット等の転載を禁じます。
  すべての著作権は日刊スポーツ新聞社に帰属します。
  
野球ページへ サッカーページへ スポーツページへ バトルページへ 競馬ページへ 芸能ページへ 社会ページへ 釣りページへ