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  現代医学が明かす漢方の威力
 

【第37回】

防風通聖散が便秘を解消する

現代医学が明かす漢方の威力

肥満(1)

 何度ダイエットに挑戦してもやせられない、という人は多いはず。姿・形だけの問題ではなく、肥満は重大な合併症を引き起こし、命にもかかわってくるから、ことは深刻だ。しかし、こんなとき、漢方薬が強力な援護をしてくれることが明らかになった。

 京都市立病院糖尿病・代謝内科の吉田俊秀部長(京都府立医大臨床教授)は、もともと糖尿病の研究が専門。米国留学から帰国後、研究成果を患者さんに還元しようと、25年前に京都府立医大に肥満外来を開設した。患者はたちまち集まってきたものの、「肥満には一般に広く使える治療薬がないのですよ。ですから、食事と運動の話に終始していました」。そんなとき、耳にしたのが漢方薬だった。防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)をのめば、やせるというのである。

 「でも、作用機序も何も分からないというでしょ。それでは、話にならないと思いました」。最先端で糖尿病やその原因となる肥満の研究をしてきた吉田部長にとって、漢方薬は何ともうさんくさく思えたのである。

 ところが、数年して防風通聖散は便秘にも効果があると知った。「防風通聖散に含まれる大黄(だいおう)が、便秘薬に入っていることを知らなかったのです」。大黄は下剤として便秘薬によく配合されている生薬だ。肥満者には便秘が多く、肥満外来の患者も6〜7割が便秘を抱えている。「じゃ、一度だけ使ってみようか」。そんな気持ちで使ってみたのが始まりだった。

 患者は便秘症で食事と運動で3キロはやせたが、以後体重が減らなくなっていた。そこで、便秘解消を期待して防風通聖散を処方してみた。すると、便秘が解消されただけではなく、2カ月で3〜4キロ体重が落ちたのである。

 「これは、本当にやせるのかもしれない」。吉田部長は半信半疑で、便秘で肥満の患者さん4〜5人に防風通聖散を試してみた。すると全員の体重が落ちたのである。「これは本物だと思いました。で、じゃあ何が入っていて、どういう作用をしているのかと研究 が始まったのです」。

【ジャーナリスト 祢津加奈子】

肥満の治療薬

 唯一の薬がマジンドール。中枢に働いて食欲を抑える作用があるが、BMI(体重キロ÷身長メートルの二乗)35以上の高度肥満症が対象。100キロを超えるような人でないと使えない。ちなみにBMI25以上で肥満に伴う病気があれば肥満症と呼び、治療の対象になる。
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