速報記事一覧へ スコア速報一覧へ スポーツカレンダーへ

nikkansports.com・ホームへ
共通ナビゲーションを飛ばす。ページメニューへ MLB | PDF号外 | プレゼント | 占い | 映像 | 新聞購読
0
googleの検索機能
nikkansports.com・ホームへ

click here!
社会TOP
健康連載
おくやみ
メーンメニュー
・ 野球 ・ サッカー
・ スポーツ ・ バトル
・ 競馬 ・ 芸能
・ 社会 ・ 釣り
ページトップへ
社会タイトル

  現代医学が明かす漢方の威力
 

【第49回】

下剤の乱用で大腸が真っ黒に

現代医学が明かす漢方の威力

常習性便秘(1)

 今、日本で便秘に悩む人は800万〜1000万人といわれている。といっても、2〜3日排便がないから便秘とはいえない。松生クリニック(東京都立川市)の松生恒夫院長は「排便がなく、かつおなかが張って苦しいなど苦痛を伴うのが便秘です」と語っている。若い女性の中には、1週間も2週間も排便がないという人もいるそうだ。朝食抜きなどの「プチダイエット」もその一因らしい。

 こういうとき、つい頼りたくなるのが下剤。松生院長によると「今使われている下剤の7割は、大黄やセンナ、アロエなど大腸を刺激して排便を促すアントラキノン系の下剤」だという。下剤にも、水分を吸収して便のカサを増やすものなどいくつかの種類があるが、アントラキノン系の下剤は効きがいいので、多くの下剤に含まれている。

 しかし、内視鏡で延べ2万人もの腸を診てきた松生院長によると「長く下剤を使い続けている人の腸壁には、メラニン様の色素が付着して真っ黒になっています。これが、大腸メラノーシス(大腸黒皮症)といわれる状態で、腸の働きにも影響します」という。大腸メラノーシスで腸が真っ黒になっていても、特に自覚症状はないが、色素の沈着は腸を支配する神経にも影響し、大腸の蠕動(ぜんどう)運動を低下させるといわれている。その結果、ますます便秘がひどくなり、下剤に頼るという悪循環に陥るのである。

 松生院長が常習性便秘の患者1万人を調べた結果では、うち550人が大腸メラノーシスだった。アロエの場合、3カ月ぐらい連用すると、色素沈着が起こってくるらしい。案外、早いのである。さらに、下剤を長期に連用していると、自然な便意も失われていく。

 こうした副作用をできるだけ減らす治療薬として、松生院長が注目したのが、防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)だ。「便秘に効くといわれる漢方薬の中でも、大黄の含有量が一番少ない」というのがその理由だった。

【ジャーナリスト 祢津加奈子】

慢性便秘

 腸の癒着や腫瘍(しゅよう)など何か別に原因があって起こる症候性便秘と、こうした原因のない常習性便秘がある。常習性便秘は、便秘が習慣的になったもので、大腸や直腸の働きに問題があることが多い。
前のページへ戻る このページの先頭へ
ニッカン倶楽部広告ガイド会社案内このサイトについて問い合わせ
  nikkansports.comに掲載の記事・写真・カット等の転載を禁じます。
  すべての著作権は日刊スポーツ新聞社に帰属します。
  
野球ページへ サッカーページへ スポーツページへ バトルページへ 競馬ページへ 芸能ページへ 社会ページへ 釣りページへ