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  現代医学が明かす漢方の威力
 

【第5回】

ひとつで多くの症状を改善

現代医学が明かす漢方の威力

薬代が激減(3)

 漢方薬導入後の患者の変化は、感染症にかかりにくくなっただけではなかった。

 斐川中央クリニック(島根県斐川町)の下手公一院長によると「精神症状も非常に良くなり、夜中に徘徊(はいかい)したり、暴れたりすることが少なくなりました」という。痴呆患者の多い老人病院では、患者が夜中に歩き回ったり、意識が混濁して騒ぐことが少なくない。これが減少したというのである。さらに、病気の影響で低下していた意欲もよみがえってきた。

 65歳のBさんは、脳出血で左半身がマヒし、意欲が低下。リハビリをする意欲もなく、老人病院に転院してきた。漢方的な診断、つまり証から八味丸(はちみがん)を処方したところ、意欲が回復。積極的にリハビリに取り組むようになり、半年後には退院できるまでになった。

 「食欲も回復する患者さんが多く、点滴をすることも少なくなりました」と下手院長。口から食事をとれるようになったので、点滴で栄養を補給することも少なくなったのである。

 感染症が減り、夜も徘徊が減って、食欲も増進。リハビリなど何かに関心を持ち、取り組む意欲も出てきた。下手院長が最初に目指した「人間らしい入院生活」の実現に漢方薬が大きく貢献したのである。薬代の大幅な減少は、その表れなのである。下手院長自身「これだけの効果は予想していなかった」という。

 といっても、ここで使った漢方薬はどれも有名な処方で、特別専門的なものではないという。全体でみると、体力や免疫を上げる補剤や補腎薬、血流を改善する駆お血剤などが多かったそうだ。「補剤は、消化器の働きを高めると同時に、白血球などに作用して免疫を高めることが知られています。結局、漢方薬はひとつで多くの症状を改善できる。それも薬代が減った一因でしょう」と下手院長は指摘している。

【ジャーナリスト 祢津加奈子】

使用した漢方薬

 血流を改善する当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)を筆頭に、補剤の人参栄養湯(にんじんえいようとう)、十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)、補腎薬の八味丸(はちみがん)、精神症状に効果のある抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)が使用頻度のベスト5。
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