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  現代医学が明かす漢方の威力
 

【第50回】

防風通聖散で7割が下剤不要に

現代医学が明かす漢方の威力

常習性便秘(2)

 慢性的に便秘で苦しんでいる人にとって、下剤は頼みの綱。しかし、大黄やセンナ、アロエなど大腸を刺激して排便を促すアントラキノン系の下剤は、連用すると腸に色素沈着(大腸メラノーシス)を起こし、腸の働きを低下させる。その結果ますます便秘を悪化させることになる。

 そこで、松生クリニック(東京都立川市)の松生恒夫院長は、便秘に効く漢方薬の中で、一番大黄の含有量が少ない防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)に注目。実際にその効果を調べるために、大腸メラノーシスがある慢性便秘の患者と大腸メラノーシスがない患者に、それぞれ防風通聖散を2週間服用してもらった。

 その結果、大腸メラノーシスがない患者では、73%が下剤をのまなくても防風通聖散だけで毎日排便できるようになった。下剤は数回服用しただけという人も含めると87%に効果があった。つまり、7割以上が下剤不要になり、ほとんどの人で下剤を減らすことができたのである。

 下剤として働く大黄が少ないのに、なぜこれほどの効果があったのか。松生院長は「防風通聖散は、18種類の生薬からなる漢方薬です。大黄の含有量は少ないのですが、ほかにも塩類下剤(腸壁から水分の分泌を促すと同時に腸の運動を促進する薬)である芒硝(ぼうしょう)や消化管に対する薬理作用を持つ黄(おう)ごん、山梔子(さんざし)、生姜(しょうきょう)など8種の生薬が含まれているせいではないかと思います」と語っている。その結果、下剤を使わなくても、排便できるようになったと考えられるのだ。

 では、すでに大腸メラノーシスがあった人はどうか。こちらも下剤を減らすことができたという人も含めると、7割以上に効果があった。しかし、下剤が不要になった人は37%。効果はあったが、大腸メラノーシスがない人よりは落ちるという結果だった。

 大腸メラノーシスがある人は、それだけ便秘の程度がひどいといえるのである。その場合の対策も松生院長は考案している。

【ジャーナリスト 祢津加奈子】

防風通聖散に含まれる大黄

 医療用の防風通聖散(ツムラ)1日分に含まれる大黄は0・257グラム。ここに含まれる有効成分(セノシド)を平均値から推定すると、2ミリグラム前後で、市販の下剤の数分の1とみられる。
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