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  現代医学が明かす漢方の威力
 

【第54回】

ワッと広げ膨満感和らげる

現代医学が明かす漢方の威力

胃の不快症状(2)

 1日3食食べて、あとの時間は自由に費やす。当たり前のことのようだが、大阪市立大医学部消化器内科の荒川哲男教授によると、これは胃に食べ物をためる能力、すなわち貯留能力があるおかげなのだという。「もし、胃に貯留能力がなければ、1回の食事量が少なくなってしまうので、必要なエネルギーを摂取するために1日に何十回も食事をしなければなりません。そうなると、生活は著しく制限されてしまいます」。

 人間が、小鳥のようにしょっちゅう食べていなくてすむのは、胃に貯留能力があるおかげなのである。といっても胃は食べ物が入るとどんどん膨らむというわけではない。食べ物が胃に入ると、一種の圧力センサーが感知して胃壁の筋肉が緩み、ワッと広がるのだそうだ。これを専門的には「胃適応性弛緩(しかん)」という。

 これがないと、いくら食欲があっても、ほんの少し食べただけで胃が満杯になり、食べられなくなってしまう。機能性ディスペプシア(胃の働きが低下して胃の不快症状を訴える病気)で、食べるとすぐ胃の膨満感を訴える人がちょうどこの状態なのだそうだ。「普通は、胃に600CCぐらい食べ物が入ると、おなかが張るという感じになります。600CCというと思いきり食べた状態です。ところが、機能性ディスペプシアで胃の貯留能が低下している人は、200CCぐらいで満杯になってしまいます」と荒川教授。つまり、普通の人の3分の1ぐらいで、おなかが張って食べられなくなってしまうのだ。

 これを治す薬は、今のところ現代薬にもない。そこで、荒川教授は現代薬から漢方薬までさまざまな薬を調べてみた。モルモットの胃を取り出して、一定の圧力で水を入れていくと、最初は圧力に応じて胃がだんだん広がっていく。ところが、ある圧力に達すると、急に胃がワッと広がるのだそうだ。つまり、胃適応性弛緩が起こる。この時、六君子湯(りっくんしとう)を作用させると、より低い圧力で適応性弛緩が起こり、しかもより大きく胃が広がることが分かったのである。

【ジャーナリスト 祢津加奈子】

胃の貯留能

 2つの働きが関係している。食物がのみ込まれてのどと食道を通過すると、その刺激によって胃壁の筋肉が弛緩して胃底部が広がる。これが受容性弛緩。さらに、胃底部に食物が入ると胃適応性弛緩が起きてより多くの食物を入れられるようになる。
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