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  現代医学が明かす漢方の威力
 

【第59回】

痛みの陰にストレス、性格

現代医学が明かす漢方の威力

緊張型頭痛(2)

 肩凝りが多い日本人に多いのが、緊張型頭痛。頭や首の筋肉の凝りが大きな原因だが、慢性の緊張型頭痛にはストレスや性格も大きく影響している。

 秋田県立脳血管研究センター神経内科の長田乾部長が、同科を受診した慢性型緊張型頭痛の患者425人を調べた結果でも、「後頭部が張って苦しい」「肩凝り」「不安・緊張・精神的ストレスを感じる」が、症状のベスト3を占めた。したがって、西洋薬では筋肉の緊張をほぐす薬と同時に精神安定剤や抗不安薬などを併用することが多い。ところが、たったひとつでこうした作用を併せ持つのが漢方の釣藤散(ちょうとうさん)だ。

 釣藤散は、古来脳の動脈硬化症に使われてきた漢方薬。中国では高血圧の薬として使われているそうだ。「釣藤散は、筋肉の緊張を緩める作用や末梢(まっしょう)血管を拡張する作用、不安を和らげてうつ状態を改善するなど、緊張型頭痛に必要なさまざまな作用を併せ持っています。ですから、西洋薬のように複数の薬をあれこれのむ必要がないのです」と長田部長は語っている。

 つまり、緊張型頭痛の治療には非常に都合のいい薬なのである。そこで、長田部長は10年以上前から、緊張型頭痛には、まず釣藤散を投与している。その効果はどうなのだろうか。

 そこで、慢性型緊張型頭痛の患者さん150人を対象に、1日3回、食前に釣藤散を服用してもらい、最長28日にわたって自覚症状の変化を追跡調査した。その結果、150人中20人で頭痛が消え、105人で自覚症状が改善していた。つまり、8割以上の患者で、1カ月以上も苦しんでいた慢性の緊張型頭痛が良くなっていたのである。「頭痛が激しければ、頓服的に鎮痛剤も並行して使います。しかし、緊張型頭痛は突然激しい頭痛が起こるというのではなく、何日か前から頭痛が続いているとか、1カ月も痛みがあるといった人が多いのです。ですから、頓服よりも釣藤散の方が向いているのです」と長田部長は語っている。

【ジャーナリスト 祢津加奈子】

釣藤散の作用

 釣藤散の主成分であるリンコフィリンには末梢血管を広げる作用があり、中国では降圧剤として使われる。緊張型頭痛では、これが筋肉の血行を改善し、結果として筋肉の緊張を緩め、頭痛の緩和に働くと考えられる。抗うつ作用や血小板凝集能を抑え、血液を固まりにくくする作用もある。
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