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  現代医学が明かす漢方の威力
 

【第61回】

牛車腎気丸で6割改善

現代医学が明かす漢方の威力

糖尿病のしびれ(1)

 今や日本の糖尿病患者は、740万人。日本人の6・3人に1人は、糖尿病かその予備軍といわれている。その大部分が、遺伝的体質に肥満や運動不足が重なって発症する2型糖尿病だ。

 糖尿病で怖いのは、何といっても合併症だ。糖尿病性網膜症、腎症、神経障害が3大合併症といわれ、網膜症で年間3500人が失明し、腎症から1万3000人が人工透析に入っている。しかし、最も早い段階から表れ、頻度も高いのが糖尿病性神経障害だ。愛知学院大健康科学科の佐藤祐造教授によると「しびれは9割以上の人に表れるといわれ、血糖値のコントロールが悪いと、早ければ3〜5年で神経障害が表れます」という。

 手足の先がピリピリ痛む、しびれる、感覚が鈍くなるなどの症状が表れ、日常生活にも大きな障害になる。痛みを感じないため、ひどくなると靴擦れやわずかな傷から壊疽(えそ)を起こし、足の切断などを余儀なくされることもある。

 こうした神経障害の中でも特にしびれに効果があるのが、牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)だ。佐藤教授によると、以前から漢方では糖尿病は「消渇」(しょうかつ)といわれ、八味地黄丸(はちみじおうがん)などが用いられてきたという。これに、牛膝(ごしつ)と車前子(しゃぜんし)を加えたのが、牛車腎気丸だ。

 佐藤教授は、もともと糖尿病の運動療法が専門。1984年に糖尿病性神経障害に対する牛車腎気丸の効果をみる臨床治験を行うことになった。そこで、しびれを訴える糖尿病患者80人に牛車腎気丸を12週間のんでもらったところ、何と66・2%の患者でしびれが改善していたのである。

 「意外に効いたので」、さらに当時神経障害の治療薬として使われていた薬(メコバラミン)と比較試験を行った。すると、しびれに対する効果は、西洋薬37・1%に対し、牛車腎気丸は69・8%。明らかに牛車腎気丸の方が効果が高かったのである。

【ジャーナリスト 祢津加奈子】

メコバラミン

 1987年当時、糖尿病性神経障害の治療によく使われていた薬。ビタミンB12が中心で、神経の代謝を良くするとされている。これと、牛車腎気丸を封筒法を使って無作為に患者に投与し服用してもらった結果、しびれで明らかに効果に差が出た。
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