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  現代医学が明かす漢方の威力
 

【第84回】

症状あるのに異常見つからず

現代医学が明かす漢方の威力

身体表現性障害(1)

 「身体表現性障害」といっても耳慣れない言葉。何のことか分からないという人がほとんどだと思う。これは、めまいや動悸(どうき)、痛み、不眠、胃の不調など、体の症状を訴えているのに、検査をしてもそれに見合う異常が見つからない状態。分かりやすく言えば、特に異常がないのに本人はつらくて、そのために日常生活や仕事にも障害があるという状態だ。

 うつ病や不安障害などでは、抑うつや不安、恐怖などの精神症状にこうした体の症状を伴うことが多いが、この場合は体の症状だけを訴える。

 山梨大医学部精神科の山田和男先生によると「実は、大昔からある精神科の病気。正式に診断分類されたのは20年ほど前のことです。特定の部位に異常があるような症状を訴えるので、『身体表現性』という言葉が使われます。自律神経失調症とか不定愁訴と呼ばれていた病気の多くが、身体表現性障害であったと考えられる」そうだ。

 しかし、体の症状なので、精神科を受診する人はほとんどいない。たいていの人は、内科など他科を受診し、さまざまな病名を付けられ、精神安定剤を長期に投与されている人も多いという。

 ところが、身体表現性障害を訴える人は、薬に対する依存症を合併しやすい傾向があるという。結局、はかばかしい効果がないので、「医師を次々と替えるドクターショッピングに走り、医師との関係を悪化させていることが多い」。つまり、現状ではなかなか病気を理解してもらえず、1人で苦しんでいる人が多いのだ。

 病気が長期になると、こじれてうつ病を併発し、悪化してしまうこともある。これに対して、山田先生は漢方薬を導入して成果を上げている。「身体表現性障害では、治療は症状を完全に治すというより、症状に振り回されずに上手に付き合っていけるようになることが目標です。漢方薬をのんでもらうと、半分ぐらいの人はほぼ症状が治まり、7〜8割の人は普通に生活できるようになります」と語っている。

【ジャーナリスト 祢津加奈子】

患者数

 WHO(世界保健機構)による日本での調査では、内科外来を受診する初診患者の17・9%が身体表現性障害と報告されている。症状は、頭痛、動悸、胃の不快症状、腹部膨満感、背中の痛み、冷え、めまい、のどの渇き、疲労倦怠(けんたい)感、手足の痛みやしびれなどさまざま。
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