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  現代医学が明かす漢方の威力
 

【第87回】

最も効果が表れる十全大補湯

現代医学が明かす漢方の威力

アトピー性皮膚炎(上)

 アトピー性皮膚炎の治療は、西洋医学ではステロイド剤や免疫抑制剤が中心。いずれも、症状を抑える薬で、根本的にアトピー性皮膚炎を治す薬はないのが現状だ。短期間で症状が改善すればいいが、長期になると副作用を心配する患者も多い。そこで、症状の軽減やアトピー体質の改善を期待して漢方薬を服用する人も多い。実際に、治療に漢方薬が使われ、その効果も報告されている。

 しかし、名古屋市立大大学院薬学研究科の能勢充彦先生は「漢方薬は証(漢方的診断に基づく体質)によって効く人と効かない人がいます。つまり、効果が一定しないこと、また作用メカニズムが分かっていないのが問題です」と指摘する。そこで、能勢先生らは、実際に治療によく使われている漢方薬8種を取り上げ、その効果や作用、どういう人に効果があるのか、科学的に検討を始めた。

 実験に使ったのは、NCマウスといってアトピー性皮膚炎とよく似た皮膚炎を起こすネズミだ。このネズミは、卵の白身でアナフィラキシーショックを起こすなどアレルギー体質を持つ人と良く似た反応を起こすそうだ。このネズミのおなかに、まず化学物質(塩化ピクリル)を塗って、感作する。つまり、人間がダニやホコリに感作されて、アトピー性皮膚炎を発症するように、この化学物質でアトピー性皮膚炎が起こるようにするわけだ。

 その後、耳にオリーブオイルに溶かした化学物質を繰り返し塗布する。すると、皮膚炎が慢性化してアトピー性皮膚炎とよく似た状態になるそうだ。「耳が腫れて、ネズミは出血したり、時には耳がちぎれるほどかきこわすようになります」。さらに、カサブタができたり、皮膚が乾燥するなど、人間のアトピー性皮膚炎とよく似た状態になる。血液を測定すると、アトピー性皮膚炎の原因であるIgEという抗体も増えている。

 この時、漢方薬を服用させるとどうなるのか。ここで一番効いたのが十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)だった。

【ジャーナリスト 祢津加奈子】

アトピーと漢方薬

 現在、保険で認可されている漢方薬は147種類あるが、このうちアトピー性皮膚炎の適応になっている漢方薬はひとつもない。つまり、医師の裁量権の中で、アトピー性皮膚炎に漢方薬が使われているのが現状。
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