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  〜子どもたちが分からなくなった〜思春期外来は今
 

【第16回】

「煙児」と一緒に親も卒煙

〜子どもたちが分からなくなった〜思春期外来は今

子どもの禁煙

 「小児科で禁煙治療というと、意外に聞こえるかもしれませんが、未成年者の喫煙経験率は中学1年生で20%、高校3年男子では55・7%、毎日喫煙する者が25・9%に達しています。それに伴ってニコチン依存に陥る子どもが増えています。小児科医としては深刻な事態と考えています」と話すのは、静岡県立こども病院(静岡市)の加治正行医師だ。

 この病院では02年10月から子どもたちを対象にした禁煙外来、通称「卒煙外来」を開設した。これまでに約20人の子どもたちがこの外来を訪れた。男女比は約3対1で、ほぼ全員が禁煙に成功している。「卒煙外来」では、医師がたばこの害に関する情報を示し、子ども自ら、たばこからの「卒業」を決断してもらうために、1時間以上かけた丁寧なカウンセリングと科学的なデータの提示を行っている。

 タバコを吸うと、体の成長や知能の発達が悪くなること、体の老化が早くなること、将来の発がん率が高くなることなどを知らせることで、子どもたちは禁煙の重要性を自分で納得していく。禁煙を決意したら、ニコチンパッチという禁煙補助剤を使用した治療を行い、成功した場合にも1〜2週間後に電話で状況を確認するというサポートを続けている。

 「学校できちんとした禁煙教育をすれば、子どもはたばこの害を理解します。大切なのは禁煙も含めて、体のこと、心のこと、性のことなどをきちんと教える健康教育をいかに行うかですね」と話すのは、加治医師とともに子どもたちの禁煙教育に取り組む中学校教師の笠井英彦氏だ。喫煙した子どもに「反省文を書かせる」とか「自宅謹慎させる」といった従来の対応はナンセンスだという。処罰をしてもしかっても「ニコチン依存症という病気」は治らないからだ。

 喫煙をする子どもたちは、親も喫煙者で長年受動喫煙の被害を受けている子が多い。「子どもの喫煙を頭ごなしにしかるのではなく、思春期の子どもと一緒に、苦しい思いをしながら禁煙に挑戦するというのも、親としての愛情を示すチャンスじゃないでしょうか」と加治医師は家族ぐるみの卒煙を勧めている。

【ジャーナリスト 月崎時央】

禁煙外来

 禁煙指導研究会が出している全国禁煙クリニック一覧、ホームペ−ジはhttp://www.nosmoking.jp/gairaiで最寄りの医療機関がみつかる。禁煙治療に対応する小児医も増えている。
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