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  〜子どもたちが分からなくなった〜思春期外来は今
 

【第19回】

親が外に出て風通し良く

〜子どもたちが分からなくなった〜思春期外来は今

社会的ひきこもり(2)

 「息子がひきこもっているのに、買い物に行ったり、ボランティアに参加するって、いったい何を考えているんだ」と、Yさんは鏡台の前で口紅を塗っている妻に文句を言い始めた。工務店を経営するYさんの家では、この1年ほど、18歳の息子T君がひきこもりを続けている。

 実はT君のお母さんは、保健所が主催する引きこもりの家族会に行き「親も外へ出て楽しく過ごした方がいい」というアドバイスを受けて、老人施設のボランティアに出かけることにしたのだが…。国立精神・神経センター精神保健研究所(千葉県市川市)の伊藤順一郎医師は、家族がリラックスすることのメリットをこう話す。

 「親が外に出て趣味を持ったり、ボランティアなどやりがいのあることを始めると、家の中の風通しが良くなりますね。そして家族の緊張も緩む。それが本人のリラックスにつながります。ゆとりができると子どもはエネルギーを蓄えることができるのです」。

 親が家族会などに参加し、同じ体験をしている人と語り合う場を持つことも有効だという。リラックスしている家族の様子を子どもが感じることで、行き詰まった感じから救われることも少なくないためだ。

 また、もしひきこもっていた子どもが、3日間だけアルバイトに行けたとする。たとえ3日しか続かなくとも、それは本人にとって大冒険なのだ。こんなとき、親が世間側の代弁者になって「3日でやめるなんて社会の迷惑だ」と怒るのは、思春期の子どもにはマイナスだ。「『他人に絶対迷惑をかけるな』と子どもにいう親がいますが、迷惑をかけてもいいと思うのです。『世間に借りをつくらない人間関係でなければいけない』という考え方は、人間関係づくりに挫折してひきこもった子どもには大きなプレッシャーです。出世払いという言葉もあるじゃないですか。世間の胸を借りながら成長する、という感覚の方が良いと思います。親はわが子の視点に立ち、たとえ子どもが挫折したとしても、その頑張りの方を褒め、常に味方であることを伝えましょう。それが回復を後押しします」と伊藤医師は話している。

【ジャーナリスト 月崎時央】

家族会

 家族が孤立感を和らげるのには、グループに参加するのも有意義。地域の保健所などで情報を得られる。
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