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  〜子どもたちが分からなくなった〜思春期外来は今
 

【第24回】

早期診断、告知で余裕る生き方

〜子どもたちが分からなくなった〜思春期外来は今

発達障害(3)

 「中学時代のことです。私よりも成績が良くないクラスメートが、ある日『あ〜、オレ、○○高校行けんかもな〜』と、つぶやいたのを聞き、私は『おう、そうじゃろうな』と正直な返事をしてしまったのです。悪気はなかったのですが、彼は気を悪くしました。でも、当時の私はその理由が理解できなかった」と話すのは、福岡県に住む成沢達哉さん(30)だ。

 場の空気を読むとか、言葉の裏を推し量ることができず、対人関係のトラブルが絶えなかった。人間関係の難しさが原因で高校を中退した。大検を受け、大学、専門学校を卒業、医療機関に技術職として勤めたが、上司や同僚とうまくいかず3年で退社した。

 28歳のとき、自閉症者の自伝などを読み、受診。コミュニケーションや想像力、社会性に障害のある高機能自閉症と診断された。「それまで自分の性格を変えようと必死になってきましたが、診断を受けて、それが無駄な努力だったと分かり、気が楽になった。やっと自分で自分を受け入れられるようになった」。

 「自閉症者の持つ障害とつらさを周囲も分かってほしい」と「仮想公共機関 発達障害案内所」という発達障害に関するホームページを作っている。また今年4月には小説「Myフェアリー・ハート」を出版した。本の主人公は、アスペルガー症候群と診断された小学校5年生の少女だ。少女は学校での無理解といじめに悩むが、障害を医師から告知された後に転校し、新しい環境で周囲に少しずつ理解者を増やしていく。

 「私は診断されるのが遅かったのですが、早期の受診・診断は重要です。診断がついたら早めに本人に告知して下さい。年齢が上がるほど、悩みは深くなります。本人が自分の特性を理解できれば、余裕を持って、その後の生き方を考えられるからです」。

 成沢さんは、当事者の立場から、アスペルガー症候群や高機能自閉症を持つ子どもの親に対し「くれぐれも自分の子の障害を否定的に見ないでください。『わが子を普通にしなければ』との思いは一度捨ててみてほしい。また学校や職場の上司などに障害に関することを伝える場合は、医師や臨床心理士、ソーシャルワーカーなど専門家の手助けをお願いすることを勧めます」とアドバイスする。

【ジャーナリスト 月崎時央】

「Myフェアリー・ハート」

 (文芸社刊)。発達障害を持つ側の心理がよく分かる小説。「仮想公共機関 発達障害案内所」http://ww6.enjoy.ne.jp/~washu-maru/
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