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  〜子どもたちが分からなくなった〜思春期外来は今
 

【第34回】

成長 グラフでチェック

〜子どもたちが分からなくなった〜思春期外来は今

低身長(2)

 小学5年生のT子ちゃんは明るく、勉強もできてクラスの人気者の女の子だ。でも135センチと背が低く、それをちょっぴり気にしている。両親はともに長身で、昔から一番後ろだったという。「そのうちぐんぐん伸びるさ」とお父さんも、あまり気にとめていなかった。ところが、学校の身長測定で、この1年間の伸びがほとんどないことを知り、お母さんは急に心配になり出した。

 子どもの低身長について、静岡県立こども病院内分泌代謝科の加治正行医師は「平均身長よりどのくらい低いのかということも大切なデータですが、成長の度合い、つまり成長曲線に注目してください」と、身長の伸びをグラフにつけることがまず診断に必要なことだと説明する。それまで順調だった成長曲線の動きが急に横ばいになったときには、脳の下垂体から出る成長ホルモンや甲状腺から出る甲状腺ホルモンの分泌に何らかの異変が生じている場合もある。

 成長ホルモンの分泌不足は睡眠不足からも起きる。また成長ホルモンが足りないと元気が出ない、筋肉が弱い、脂肪がつきやすくなるといった問題が起こる。「成長ホルモンには脂肪を燃やす働きがあるのです。だから成長ホルモンが足りないと皮下脂肪がついてぽちゃぽちゃとした体形になる。筋肉が少なく脂肪がたまってコレステロールも増えるという問題があり、全身的な代謝が悪くなります」と身長以外の問題も指摘する。

 また低身長の原因には、甲状腺機能低下症という甲状腺ホルモンが足りなくなる病気もある。「8歳までは平均身長だったのに急に伸びが悪くなったある女の子は、橋本病という甲状腺の病気でした。甲状腺に慢性的な炎症が起き、ホルモンがつくられなくなったのです。もっと早く気付けばよかったのですが、体調不良を訴え、14歳で受診しました。小学校高学年から元気が出ずにぼんやりしていたのは、このためだったのです。幸い薬をのんで治療した結果、体調も回復し、身長も158センチと平均値まで伸びました」。

 低身長の背後に病気があることもある。加治医師は身長の伸びだけでなく、体調や行動の変化にも注意することと早めの受診をアドバイスする。

【ジャーナリスト 月崎時央】

◆成長ホルモンの治療

 専用の注射器を使用し、親か本人が毎日、成長ホルモンを自己注射する。
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