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  〜子どもたちが分からなくなった〜思春期外来は今
 

【第49回】

部活や勉強の頑張り過ぎも要注意

〜子どもたちが分からなくなった〜思春期外来は今

慢性疲労症候群(3)

 「不登校状態の子どもたちの多くは、脳の中枢神経の機能低下を原因とする奇妙なだるさや意欲の低下、学習、記憶力の低下という症状を訴えます」と話すのは熊本大病院発達小児科の上土井貴子医師だ。

 例えば、いじめが原因で不登校になった子の場合、大人たちがいじめ問題を解決し、完全にいじめがなくなったとしても、学校になかなか行けないことが多い。いじめによる「自分の存在そのものが否定される状態」の持続が脳の生命維持装置を疲れさせてしまうためだという。「脳が疲れると自律神経機能が損なわれ、体温の調節が取れなくなり、結果として慢性の時差ぼけのような状態になります」と上土井医師は説明する。

 体温調節やホルモン分泌に障害が起きると、決まって睡眠障害が起きてくる。睡眠障害とは、夜寝付けない、良質の眠りが取れない、朝起きられないといった状態をいう。具体的には、子どもを朝起こした時にひどく機嫌が悪い。昼間はぼーっとしていることが多い、夕方になると活動的になり、夜遅くまで眠らない。ベッドに入っても眠りにつけないといった症状があれば要注意だ。「こういった脳の疲労を原因とした慢性疲労症候群は、いじめだけではなく、両親の不仲や、家族の健康問題、友人や教師との関係の悪さといった環境や、命の危険を感じるような災害の経験などからも起こります」と上土井医師。

 さらにクラスやクラブの代表になって大きな責任を持つことや、激しい部活動の練習、入試のために塾で遅くまで勉強に励むといった、大人の目から見て一見好ましいように見える頑張りにも、脳を疲労させ、大きなダメージを与える危険性がある。

 「不登校で診察室を訪れる子の多くは、学校が好き、部活が好きで、決して怠けたりするタイプの子ではありません。だからこそ、頑張り過ぎも要注意であることを大人は理解しましょう」。上土井医師は小児科医の立場から、厳しすぎる部活動の練習や深夜までの塾などには、子どもの健康を損なう危険性があることを訴えている。

【ジャーナリスト 月崎時央】

睡眠障害

 眠れない、寝つきが悪いといった不眠症のほか、日中ひどく眠くなる過眠症などもある。
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