速報記事一覧へ スコア速報一覧へ スポーツカレンダーへ

nikkansports.com・ホームへ
共通ナビゲーションを飛ばす。ページメニューへ MLB | PDF号外 | プレゼント | 占い | 映像 | 新聞購読
0
googleの検索機能
nikkansports.com・ホームへ

click here!
社会TOP
健康連載
おくやみ
メーンメニュー
・ 野球 ・ サッカー
・ スポーツ ・ バトル
・ 競馬 ・ 芸能
・ 社会 ・ 釣り
ページトップへ
社会タイトル

  〜子どもたちが分からなくなった〜思春期外来は今
 

【第5回】

集団療法で自立と適応能力を身につける

〜子どもたちが分からなくなった〜思春期外来は今

摂食障害

 「母子家庭なので、娘につらい思いをさせまいと厳しくしつけました」「娘が拒食症になっても父親の私は、わがままなダイエットだと思い、食卓でも、がみがみと食べるよう強制しました」「過食は体重だけが問題だと思っていましたが、本当の悩みがいじめや友人との人間関係にあったと気付かずにいました」。

 大分丘の上病院(大分市)では、毎週1回土曜日に、摂食障害に悩む仲間同士の自助グループ「コスモスの会」を組織している。冒頭の発言は、摂食障害に悩む少女たちの父親や母親の声だ。「コスモスの会」は医師、心理療法士、看護師の3人と、患者とその家族による話し合いの会だ。

 毎回4、5組の親子が参加する。最初の20〜30分は摂食障害についての「勉強会」を親子とスタッフ合同で行う。その後、患者と心理療法士による「本人の会」、家族と医師、看護師による「親の会」が同時に別の部屋で行なわれる。「本人の会」では肥満の不安や近況報告、親の会では家族の苦労や心配を語り合う。

 「自助グループをつくったことで、僕が1人で患者さんを治療するのと比較して、はるかに治療効果が上がりました」と院長の帆秋善生医師は話す。「摂食障害には、食べ物を拒否する拒食症状とむちゃ食いをする過食症状がありますが、僕はこれは心の『虚飾症』であり『過飾症』であると思います。やせることで偽りの自信を得ようとしたり、過食により心の空腹感を満たすことで人格がゆがみ、理性的な行動ができなくなってしまうのです」。

 治療のためには、患者と家族が、自分たちの本当の問題と向き合う必要がある。問題を客観的に把握し、悩んでいるのは自分たちだけではないと理解するのにも、集団療法は非常に有効だと言う。「自立とともに社会に適応する力を身につけることが目標です。精神科の治療は、癒やしと再生が必ずセットになるべきです」と帆秋医師。「お父さんも治療に参加してください。お父さんが娘さんに関心を持ち、その存在が自分の喜びだというメッセージを送ってください」とアドバイスする。

【ジャーナリスト 月崎時央】

摂食障害の自助グループ

 NABA=日本アノレキシア(拒食症)ブリミア(過食症)協会 電話による情報サービスも充実している。(電話)03・3302・0710。丘の上病院のホームページは、http://www.h4.dion.ne.jp/~okanoue1
前のページへ戻る このページの先頭へ
ニッカン倶楽部広告ガイド会社案内このサイトについて問い合わせ
  nikkansports.comに掲載の記事・写真・カット等の転載を禁じます。
  すべての著作権は日刊スポーツ新聞社に帰属します。
  
野球ページへ サッカーページへ スポーツページへ バトルページへ 競馬ページへ 芸能ページへ 社会ページへ 釣りページへ