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  〜子どもたちが分からなくなった〜思春期外来は今
 

【最終回】

心の病は人生修正のチャンス

〜子どもたちが分からなくなった〜思春期外来は今

親子関係(3)

 「最近、自分とは何者なのかを考えてしまう。誰かに自分の話を聞いてほしいとは思うけれど、親や先生がオレの話を聞いて、それが特別なことでないように分かったような言葉で簡単に説明されたくない。生活の細かいことを親にあれこれ指示されるのもうざい」と話すのは中学3年のK君だ。

 大人からすると、身勝手な主張にみえるが、この感覚は「何でも自分で決めてやりたいけれど、甘えてもいたい」という依存と自立の間を揺れ動く思春期特有のものだ。子どもたちの気持ちと実際の行動の間には矛盾があり「いったい子どもと大人、どちらとして扱えばいいの?」と親はしばしば混乱する。

 思春期は、第2次性徴という月経や精通など性ホルモンの分泌によって起こる体の劇的な変化と、親からの精神的な自立という2つの大きな課題の前で戸惑う時期だ。子どもたちの性をめぐる葛藤(かっとう)やトラブルに、治療の現場で直面する婦人科医や泌尿器科医は「性に関する正しい情報が、誤ったコンプレックスや危険な感染症などから子どもたちを救います」と思春期性教育の大切さを主張する。

 一方、精神的な面では、思春期になると、乳幼児時期からの親子関係や子育ての結果が、その子の対人関係という形である程度見え始めることが多い。「思春期に摂食障害やうつ病、依存症などの心の病気にかかったら、それまでの家族のあり方や、親子関係、生き方を問い直すチャンスと考えてください。子が自分を見つめ、人生観を身につけていく1つのきっかけとなるはずです」。精神科医は心の病気を前向きにとらえることを勧める。

 健康で問題なく過ごせることは理想だが、もし思春期に健康問題が発生したときには、それは注意信号であり、それまでの生活や人生を見直し、軌道修正する貴重なチャンスと考えよう。親は、子どもを見守りながら「ありのままのわが子」をしっかり受けとめるために「親子のコミュニケーション」を大切にしていこう。(おわり)

【ジャーナリスト 月崎時央】

◆生活習慣病

 糖尿病、高血圧、高脂血症、肥満や骨粗しょう症など、主に不適切な生活習慣によって発症する成人の病気の総称だが、低年齢化が問題となっている。
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