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  この病気にこの名医
 

【第1回】

早期発見へ初診に30分〜2時間

この病気にこの名医

多発性骨髄腫(上)

 日本には水準の高い医療機関が多い。国連のWHO協力機関に指定されている国立国際医療センターは、その代表病院だ。多くの科が高水準を誇り、血液内科も血液腫瘍(しゅよう)に対するわが国有数の移植実績を持つ。「引っ越しても移植を受けたい」と全国から患者が集中している。このチームの責任者が三輪哲義医長(53)である。

 三輪医長の専門は血液疾患の中でも多発性骨髄腫。白血病などで有名な血液のがんの中のひとつである。「病気は全身にある骨髄で起こり、骨が溶けて行き、ほっておくと進行例では6カ月で死に至ってしまいます」と、三輪医長が言うように怖い病気。ところが、10万人に3人という発症率とあってか、医師の間でもあまり意識されていない。それが災いして進行期になるまで病気が見逃されているケースが少なくない。

 「多発性骨髄腫を発症すると多くの人々が腰が痛くなります。ところがギックリ腰や椎間板ヘルニアと診断されていることがあるのです。さらに、骨が溶けかけているのに、運動不足と医師に指摘されて体操やエアロビを行っていた患者さんもいたほどです」。このほか、腎臓病、貧血、関節リウマチ、骨粗しょう症などと間違えられることも多い。

 進行例では余命6カ月の病気だけに、早期発見、早期治療に全力を挙げる。おのずと診療には十分に時間をかける。週3日の外来では1日に40人を診る。月に15人はいる初診の患者の場合、診療時間が「30分から2時間かかる」という。丁寧な診察が行われ、午前8時30分からの外来が時に午後9時まで続くこともある。診察室から出られずに水分補給の時間すらなく、血液がドロドロの多血症になったことも。

 多発性骨髄腫の治療は、移植症例では平均生存期間65カ月で、わが国のトップ施設であり、トップ専門医。患者はインターネットや三輪医長が顧問医を務める患者の会からの推薦など、多くのルートで集まり続けている。「微力ながら骨髄腫の先端医療を実践するとともに、患者さんにいい治療は、病院の倫理委員会を通してどんどん行っています」とは、難病の多発性骨髄腫の患者にとって、心強い言葉ではなかろうか。

【ジャーナリスト 松井宏夫】

◆多発性骨髄腫の名医

 ▽国立国際医療センター(東京都新宿区)血液内科・三輪哲義医長
 ▽群馬大学医学部付属病院(群馬県前橋市)血液内科・村上博和教授
 ▽秋田大学医学部付属病院(秋田市)第3内科・沢田賢一教授
 ▽旭川医科大学付属病院(北海道旭川市)第3内科・高後裕教授
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