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  この病気にこの名医
 

【第15回】

微量アルブミン尿と血圧を下げる

この病気にこの名医

糖尿病腎症(下)

 日本の糖尿病患者は740万人、糖尿病予備軍も含めると1620万人とひたすら増加している。「糖尿病患者の約30%が腎症へと移行します。つまり糖尿病患者の増加は、イコール糖尿病腎症の患者が増えることなのです」と強調するのは、順天堂大学医学部付属順天堂医院(東京・文京区)腎・高血圧内科の富野康日己教授(55)だ。

 その一方で、富野教授は1つの光明となるトピックを話してくれた。「糖尿病から腎症へ移行する患者数がアメリカでは多少減少し始めているのです。何が減少に結びついたのかといいますと、微量アルブミン尿の検査が一般化されてきたからです。アルブミンというタンパクがごくわずかに尿に出る時期があるのです。その時期がターニングポイントと分かったのです」。

 糖尿病腎症は病気の進行によってT期からX期の5段階に分けられ、微量アルブミン尿が出るのはU期の段階。「V期はAとBの2段階に分けられます。VB期以降では、その後の平均7年間で約7割の患者が透析に移行します。ところが、U期段階で私たちを受診された患者は、約9年でもVB期に進行している人はほとんどいませんでした」。つまり、特殊な試験紙やその他の測定法で微量アルブミン尿を調べ徹底した治療を行うと、腎不全へ進むのを著しく抑えられるのである。

 その最大ポイントとして、富野教授は2点挙げる。<1>血糖を徹底して下げる<2>微量アルブミン尿と血圧を下げる。<1>については糖尿病専門医の領域で、<2>が腎臓専門医の領域。「低タンパク食を継続して実行するのは、この段階ではなかなか難しいので、薬物療法を行います」。降圧薬のACE阻害薬、アンジオテンシンU拮抗薬(ARB)を用いる。すると非常に効果があり、効く人ではタンパク尿がスパッとゼロになるという。

 ▼糖尿病腎症 糖尿病とは血液中の糖が過剰な高血糖状態である。この状態が長く続くと、他の悪い因子も関係して、腎臓の血液をろ過する糸球体が動脈硬化を起こす。すると、血液を次第にろ過できなくなり、全身の臓器に悪影響を与えるとともに、腎不全へと進んでいく。これが糖尿病腎症である。

【ジャーナリスト 松井宏夫】

◆糖尿病腎症の名医

 ▽東海大学医学部付属病院(神奈川県伊勢原市)腎・代謝内科・谷亀光則助教授
 ▽滋賀医科大学付属病院(滋賀県大津市)腎臓内科・古家大祐講師
 ▽大阪府立急性期・総合医療センター(大阪市住吉区)腎臓内科・椿原美治部長
 ▽岡山大学医学部付属病院(岡山市)腎臓・糖尿病・内分泌内科・槇野博史教授
 ▽九州大学病院(福岡市東区)第2内科・平方秀樹助教授
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