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  この病気にこの名医
 

【第150回】

高周波ホットバルーンカテーテル注目

この病気にこの名医

心房細動の最新治療

 心臓の脈拍が速くなる頻脈性の不整脈のひとつ、心房細動の治療として、新しく「高周波ホットバルーンカテーテル療法」が開発され、注目を集めている。

 「心房細動は心房部分がさざ波のように、不規則に1分間に350回以上動くのです。すると、心房内では血流が低下するため大きな血栓ができ、脳に血栓がとぶと重症の脳梗塞を引き起こします。この心原性脳塞栓症により突然半身不随となることが多々あります。発作性心房細動の方に高周波ホットバルーンカテーテル療法を行うと、約80%の方では発作が消失します」と、葉山ハートセンター(神奈川県葉山町)不整脈センターの佐竹修太郎センター長(60)はいう。注目の高周波ホットバルーンの開発者である。

 この開発の裏には心房細動の研究が進歩し、心房細動を起こす原因が分かってきたことがある。

 「心房細動の発生源の多くは、心房と肺とのつなぎ目である4本の肺静脈周辺にあることが判明したのです。この根治治療としてカテーテルアブレーションが行われています。現在一般的には、脚の付け根の大腿静脈からレントゲン透視下で細い電極カテーテルを左心房まで入れて、肺静脈口周囲の心房筋を輪状にピンポイントで数十回電気焼灼する方法がとられています。このピンポイントアブレーション法は長時間かかるだけではなく、心房壁を破ってそばにある食道壁にまでピンホールをあけ、食道穿孔で死亡する例も出ています」。

 そのようなリスクを解消し、高い効果を発揮するのが高周波ホットバルーンカテーテル療法。左心房までカテーテルを挿入するのは同じ。肺静脈口で高周波ホットバルーンを拡張する。すると、直径20〜35ミリの弾性のバルーンになる。これを肺静脈口に密着させてバルーン中心部より電磁波を発射して、肺静脈口周囲心房筋を60度に加温し、3〜5分かけて1回で全周性に焼灼治療する。

 「この方法ですと短時間で安全に心房細動の発生源となる肺静脈口が隔離され、発作性心房細動が80%の症例で消えました。残りの20%の症例でも、発作の回数や持続時間が激減し、患者さんの症状は劇的に改善しました」。

 この7月から葉山ハートセンターをはじめとして全国の大学病院や循環器病センターなど10施設で、臨床試験が開始される予定となっている。心房細動に苦しめられている全国に200万人いる患者にとっては朗報。副作用の強い薬から解放されることになるのだから。

【ジャーナリスト 松井宏夫】

◆不整脈の名医◆

 ▽国立循環器病センター(大阪府吹田市)心臓血管内科・鎌倉史郎医長  ▽岡山大学医学部付属病院(岡山県岡山市)循環器内科・大江透教授  ▽福岡大学病院(福岡市城南区)循環器科・熊谷浩一郎講師  ▽長崎大学医学部付属病院(長崎市坂本)第3内科・矢野捷介教授
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