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  この病気にこの名医
 

【第27回】

薬剤溶出ステントが昨年許可

この病気にこの名医

心臓カテーテル治療(下)

 狭心症・心筋梗塞(こうそく)の治療でよく知られている「心臓カテーテル治療(PTCA)」と「バイパス手術」。今日では7対1の割合で圧倒的にPTCAが行われている。

 PTCAは再狭窄(きょうさく)率が40%と高かったが、ステントとの組み合わせで再狭窄率が15%に。そして今、再狭窄率をさらに向上させる治療法が登場した。日本で公式に最初にPTCAを行った新葛飾病院(東京・葛飾区)心臓血管センターの清水陽一院長(55)は、その治療法として「薬剤溶出ステント」を挙げた。

 「血管は3層構造になっています。再狭窄はその血管の最も内側の内膜がこわされ、そのこわされた内膜の治癒過程で、せんい性増殖のため狭窄が起こります。そこで、細胞増殖を抑える薬を最初からステントに塗布しておけばいいだろうと考えて作られたのです」。塗布されている薬剤は細胞増殖を抑える薬のシロリムス(免疫抑制剤)、もしくはタキソール(抗がん剤)。14〜18日間かけて血管壁に薬剤がしみ込む。その結果、再狭窄が抑制される。「米国の臨床試験では再狭窄率が8%前後でした。日本でも学会発表が相次いでいます」。

 昨年から日本でも認可された。ただし、心筋梗塞には適用となってはいない。「血栓ができやすいからです。適用は狭心症の患者さんです。ですが、将来的には心筋梗塞も適用になると思います」。このほかに、PTCAとしてはロータブレーターが行われている。狭窄部が石灰化しているケースに選択される。このロータブレーターはカテーテル(細い管)の先端部分にラグビーボール型金属バーが付いている。前面には人工ダイヤが1000個ちりばめてあり、毎分20万回転で石灰化したところを粉々にしてしまう。さらに、粥腫(じゅくしゅ)を筒状のカッターを回転させて削り取ってくるDCA(方向性冠動脈内粥腫切除術)という治療法もある。

 「PTCAを数多く行っている専門医と十分に話し合って、自分自身に最も適した治療法を選択すべきです」。これも1つのオーダーメード医療である。

 ▼粥腫 血管を狭くするおかゆ状の塊で、アテロームともいわれている。内容物は血小板、血球といった血液成分のほか、コレステロールを中心とした脂肪分などからできている。

【ジャーナリスト 松井宏夫】

◆心臓カテーテル治療の名医◆

 ▽倉敷中央病院(岡山県倉敷市)循環器内科・光藤和明主任部長
 ▽徳島赤十字病院(徳島県小松島市)循環器科・日浅芳一副院長
 ▽小倉記念病院(北九州市小倉北区)心臓病センター循環器科・延吉正清院長
 ▽済生会熊本病院(熊本市)心臓血管センター・本田喬副院長
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