速報記事一覧へ スコア速報一覧へ スポーツカレンダーへ

nikkansports.com・ホームへ
共通ナビゲーションを飛ばす。ページメニューへ MLB | PDF号外 | プレゼント | 占い | 映像 | 新聞購読
0
googleの検索機能
nikkansports.com・ホームへ

click here!
社会TOP
健康連載
おくやみ
メーンメニュー
・ 野球 ・ サッカー
・ スポーツ ・ バトル
・ 競馬 ・ 芸能
・ 社会 ・ 釣り

地域情報
・ 北海道
・ 東北6県
・ 静岡
・ なにわWEB
・ 九州
ページトップへ
社会タイトル

  この病気にこの名医
 

【第30回】

根気が必要! 根治療法

この病気にこの名医

スギ花粉症(下)

 直前に迫ったスギ花粉症。抗ヒスタミン薬や抗ロイコトリエン受容体拮抗薬などの薬物療法が、スギ花粉症治療の柱となっている。そのほかレーザーなどを含めた手術療法もあるが、それらはどれも対症療法の域を超えず、根治療法ではない。

 「根治療法となると、現状では減感作療法しかありません。スギ花粉の飛散量が少なかった昨年でも、症状が重く苦しめられたという方は、減感作療法を受けた方が良いと思います」と言うのは、鼻アレルギーの診療・研究で定評のある日本医科大学付属病院(東京・文京区)耳鼻咽喉科の大久保公裕助教授(45)。

 減感作療法とは抗原特異的免疫療法といわれ、免疫療法の1つである。治療方法はスギ花粉の抽出液(エキス)を患者に皮下注射することから始まる。

 週に1回の通院で少しずつエキスの濃度をあげ、それと同時に通院の間隔もあけながら治療を続けていく。早い人では3カ月目くらいから効果が出始めるが、治療は2年以上続けるのが基本である。

 「スギ花粉という抗原を患者さんの体の中に入れることで体内のアレルギー反応は弱くなってきます。現在、減感作療法の有効性は80%強程度です」。かなりの高率である。ただし、減感作療法は、スギ花粉が飛ぶ直前の今からでは治療を行うことはできない。スギ花粉の飛散が終了する6月ごろから行う。

 「スギ花粉のシーズンに減感作療法を行うと、重症のケースではショックを起こしかねないからです」。

 もちろん、スギ花粉のエキスしか注射できないものではない。ハウスダストといった別のアレルギーのある人は、その抗原エキスを同時に注射することもできる。“いくつかのアレルギーを一緒に根絶させるためならば…”と思っても、2年以上の期間、根気強く治療に取り組むのは並大抵ではない。その点をしっかり肝に銘じて取り組むべきである。

 ▼減感作療法 減感作療法は免疫療法の一種。スギ花粉症は、スギ花粉に対して体内で抗原抗体反応という免疫反応が過剰に引き起こされる。その反応を抑えるために、より多くの抗原のスギ花粉エキスを体内に入れて身体を慣らしていく療法である。

【ジャーナリスト 松井宏夫】

◆花粉症の名医◆

 ▽日本医科大学付属病院(東京都文京区)耳鼻咽喉科・大久保公裕助教授
 ▽藤田保健衛生大学病院(愛知県豊明市)耳鼻咽喉科・内藤健晴教授
 ▽福井大学医学部付属病院(福井県松岡町)耳鼻咽喉科・藤枝重治教授
 ▽大阪大学医学部付属病院(大阪府吹田市)耳鼻咽喉科・荻野敏保健学科教授
 ▽大阪医科大学付属病院(大阪府高槻市)耳鼻咽喉科・竹中洋教授(副院長)
前のページへ戻る このページの先頭へ
広告ガイド会社案内このサイトについて問い合わせ
  nikkansports.comに掲載の記事・写真・カット等の転載を禁じます。
  すべての著作権は日刊スポーツ新聞社に帰属します。
  
野球ページへ サッカーページへ スポーツページへ バトルページへ 競馬ページへ 芸能ページへ 社会ページへ 釣りページへ